看護師のボーナス退職「ボーナスをもらって退職」は悪いことなの?

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退職を考えている看護師のみなさん、こんにちは!
メディカル調査員の中西です。

相談メール

相談者:
近々退職予定の女性看護師

退職時期がボーナス支給日とかぶります。
ボーナスはもらって辞めたい!
・・・でもなんかズルい気がして・・・。
ボーナス諦めようかな・・・。

最近、このような相談を受けました。
そこで今回は「ボーナス退職はいけないこと?」をテーマにお話しします。

ボーナス退職で悩んでいる看護師さんのモヤモヤも、スッキリするはず!

看護師のボーナスは高い

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何度か支給されたことがある方は、実体験としてご存知ですよね?

ちなみに、看護師のボーナスの平均年額は、

勤続1~3年目 :30~50万円程度
勤続4~5年以上:60~80万円程度

となっており、新人のうちからでも結構な金額がもらえます。

更に、勤続4~5年目からは、病院への貢献度が高く評価されるようにもなりますので、一気に増額する傾向にあるようです。

夏冬の配分は病院によって違うようですが、大差はないことがほとんどなので、この金額の半分が一度にもらえる金額になります。

新人であれベテランであれ、ボーナスはそれなりの額になりますので、もらえるものならボーナスもらってから辞めたいですよね?

ボーナス退職は悪いことか?

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いいえ。
何も悪いことではありません。

実際にボーナス退職している人もたくさんいるんですよ?

ですが、
「ボーナス退職なんてしちゃって良いんだろうか?」

そう感じてしまうのは何故でしょう?
その点について、少し掘り下げてみますね。

自分の評価が下がる可能性

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ボーナス退職をするのが心配な理由の一つに、自分の評価が下がってしまうことへの不安があります。

「仕事押し付けて辞めるだけじゃなくて、ボーナスまでもらってくとかあつかましい!」

仲良くしていた同僚やお世話になってきた上司から、そんな風に思われたらショックですよね?
今まで築いてきた信頼関係や交友関係にヒビが入ってしまうのはとても辛いことです。

でも気付いてますか?
相手が本当にそう思ってるかどうかなんて、本人に聞いてみたって確かめようのない部分ですよ?

ボーナス退職が理由で誰かを嫌いになるというのは、それだけの人間関係しか築けていないってことじゃないでしょうか。

居心地が悪くなりそう

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次に考えられるのが、職場での自分の居場所がなくなるんじゃないかという不安です。

退職の申し出は、余裕を持って退職希望日の1-2ヶ月前には直属の上司に相談するのが一般的です。
つまり、ボーナス退職が希望通り受け入れられた場合、1-2ヶ月前の時点で「あなたがボーナス退職をする」ということが職場に周知されます。

するとあなたは、退職までの期間、

  • 悪いことしてるような感覚。
  • 申し訳ない気分。
  • 陰口を叩かれている気がする。

こういったマイナスの感情を持ちながら仕事をすることになります。

あなたはそれに耐えられますか?
それ以前に、このマイナスの感情の出処が自分であることに気付いていますか?

ボーナス退職は悪いことではないのに、悪いことをしている気分になり、申し訳ない気持ちで、周りから陰口を叩かれているような気分になってしまう。
おかしくないですか?

周りでやっている人がいないから

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もしかして、あなたの周りにはボーナス退職する人っていないんじゃないですか?
世間一般的にはボーナス退職をする人は結構多いのに、あなたのまわりには何故かいない。

理由は簡単です。

「これまでに挙げてきた二つの理由(評価が下がるのが嫌・居心地が悪くなるのが嫌)があるから」

つまるところ、ボーナス退職が出来ない雰囲気の職場にいるってことです。
「ボーナスの時期に辞めるなら、ボーナス出る前に辞めろ」
みたいな慣習が出来上がってるんじゃないですか?

本当はボーナス欲しいのに言えない。
本当はボーナス退職したいのに出来ない。

これは、周りから「金に汚い人間に見られたくない」というただの見栄です。
でも、職場全体に「ボーナス退職は良くないこと」みたいな暗黙の了解があると、やっぱり言い出しにくかったりするのも分かります。

ボーナス退職したら辛かった体験談

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体験談1:K.Eさん(25歳)

ボーナス退職を選んで後悔しました。
退職するまでの2ヶ月は本当に地獄でした。
日常的に嫌味を言われるのは当たり前、仲が良かった同僚からも「守銭奴」「金の亡者」などと陰口を散々叩かれ、職場から私の居場所はなくなりました。
減額されたボーナスは寸志程度でしたし、こんなことならボーナス諦めてすぐに辞めれば良かったです。

体験談2:I.Oさん(31歳)

ボーナス退職を狙って師長に退職の意思を伝えたら、「希望通りに受け付ける」と言われたので一安心。
後日「看護部長からの許可が出なかったので、希望日での退職は認められない。●月(希望退職日の三ヶ月後)まで働くように。」と言われて呆然。
なんとか我慢しようとしてみましたが、結局つらくて心療内科を受診。
適応障害からなる抑うつ状態と診断されて休職から退職。
ボーナス退職どころじゃありませんでした…。

体験談3:F.Dさん(27歳)

就業規則を確認しなかった私が悪いんですけど、ボーナス退職出来ませんでした。
理由は、そもそもうちの病院では「退職予定者にはボーナス支給なし」と就業規則に記載があったからです。
退職日が決まってからは、周りがやけによそよそしくなったりして、居心地の悪い空気の中で働きましたが、全部無駄でした。
こんなことならあれこれ病院の都合に譲歩するんじゃなかったです。

ボーナス退職は悪いことでもなんでもない!

ボーナス退職は結構みんなやってます。
それを悪いことだと考えるのは、あなたの周りの環境のせいです。

次は、あなたがボーナス退職をしてもいい理由について書いたみたいと思います。

ボーナスは頑張った証

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支払われるボーナスには必ず、査定の対象となる期間があります。

査定期間は過去6ヶ月が対象で、

10-3月 → 夏のボーナスとして支給
4-9月 → 冬のボーナスとして支給

といった具合に、支払いまでに3-4ヶ月の遅れが生じます。

つまり、査定期間内にあなたがどれだけ頑張ったかを病院が評価した結果が、ボーナスの金額に反映されるわけです。

ですので、退職のタイミングがボーナス支払日以降であれば、当然もらう権利があります。
退職するからといって、それまでの働きぶりがなかったことになるわけではありませんので、ボーナスをもらうのは自然なことです。

退職は労働者の自由

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就職が労働者の権利であるように、退職もまた労働者の権利です。
就業規則に則っていれば、いつ辞めても問題はありません。
もちろんそれはボーナス後の退職に関してもです。

退職に関しては、職場よりも労働者の方が力が強いって知っていますか?
職場が労働者を辞めさせる(解雇する)には、法律上かなり厳しい規定があります。

それに対して、労働者が自ら退職の意思表示をした場合は、職場はそれを無視出来ないんです。
つまり、退職の意思表示をすれば、一方的に辞めることも出来るくらい、退職に関しては労働者の権利は強いんです。

ただし、
「ボーナス支払日の直後に退職の意を伝え、次の日から有給とって、1か月後に辞める。」
という方法は火種しか残しません。

溜まりに溜まった鬱憤から、むしろ火種を残して辞めてやりたいという方もいるかもしれません。
しかし、どんな事情があっても、非常識な退職だけは絶対にやめましょう。

医療関係者の繋がりは意外と狭いです。
転職先でのトラブルにも繋がり兼ねませんので、規則を守って礼儀正しく退職しましょう。

ほんとはみんなボーナス退職したい

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口に出さないだけでみんながボーナス退職したいと考えています。

実際にボーナス時期の求人を確認してみてください。
ボーナス支給後の欠員補充のために、病院がこぞって求人を出しているのが分かるはずです。

あなたの周りにはボーナス退職の気配が見えないかもしれませんが、世の中はみんなボーナス退職を基準に動いています。
職場が「出さない」と言ったらそれまでですが、もらえるものはきちんともらって辞める方が、社会人としての筋じゃないでしょうか?

あなたの「気が引ける」という気持ちも分かります。
ですが、あなたがそう思っているように、みんな「気が引ける」と思いながらも、ボーナスをもらって辞めているんです。

ボーナス退職してよかった体験談

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体験談4:C.Aさん(28歳)

退職日の相談をする中で、ボーナスは減額ということで折り合いをつけました。
だけど、変な気を遣い合ったりせず、最後まで病院のスタッフとしての職務を全うすることができたのが嬉しかったです。
それに、最終日には送別会もしてもらって暖かく送り出してもらえました。
病院との間で、お互いに譲歩する姿勢があったからうまくいったんだと思っています。
無事にボーナス退職できて良かったです。

体験談5:W.Fさん(29歳)

周りからは影であれこれいろいろと言われていたようだけど、ボーナス退職して良かった。
嫌味を言われたり、陰口を言われたりするのはそもそも覚悟の上。
終わりが決まっていれば、そんなに気に病むことでもでもなかった。
それに、実際頑張って働いてたし、それが評価されたか結果だということが嬉しい。
金額にして80万円。
少ない金額じゃないから余計嬉しい。
ちゃんとボーナスもらって辞めることが出来て良かった。

体験談6:Y.Gさん(32歳)

ボーナス退職で気まずくなるのが嫌だった。
だから、円満退職だけを心がけて退職日まで過ごそうと考えていた。
職場のみんなといい関係で終われるよう、自分から「ボーナスはいらない」と上司に伝えていた。
だけど最終日に上司から「ご苦労様。今までありがとう。」と手渡しでボーナスを渡された。
ボーナス退職ができるかできないかは、職場次第なのはもちろんだけど、受け取る側が円満退職を心がける気持ちも大切だと思った。

ボーナス退職は上司の理解がカギ

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「ボーナスをもらった上で円満退職!」

一番理想的ですよね。

そのために最重要になってくるのが上司の理解です。
あなたがどれだけ病院に貢献してきていても、退職のタイミングで上司から嫌われてしまっては、これまでの努力は水の泡になってしまいます。

上司の理解が得られないと、ボーナスがもらえない可能性が出て来るばかりか、辞めるまでの間をいたたまれない状況の中で勤務することになったりもします。

ボーナス退職を考える上で、上司の理解を得るのに必要なポイントは以下の3点です。

相談をする

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「○月末でやめます。」
ではいけません。
退職に関しては労働者の方が強いとはいえ、一方的な伝え方では身勝手な印象を与えます。

上司の理解を得るためには、
「○月での退職を考えているのですが、いかがでしょうか?」
という相談の形式で希望を伝える方が良いです。

相談のかたちをとれば一方的ではなくなりますので、その後の交渉で理解を得やすくなります。

譲歩する

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「○月での退職を考えているのですが、いかがでしょうか?」
ボーナス支給後の○月末で退職する気満々での発言ではありますが、あくまで「相談」ですので「決定」ではありません。

そのままの内容で受け入れられれば万々歳ですが、交渉が入ることも考えられます。
例えば「退職日を▽月末まで伸ばして欲しい」だったり、「ボーナスの支給額の減額」だったりです。

ここで注意したいのは、「相手に譲歩する」という点です。
何度も書きますが、退職に関しては労働者の方が立場が強いことを利用しましょう。

上司に「申し訳ない」と思い込ませることが大切です。
とんでもなく無理なことを言ってこない限り、多少の譲歩が円満ボーナス退職に繋がります。

ちなみに「退職を認めてあげるから●●しなさい」というのは病院からの脅迫ですので、本来従う必要はありません。

「最初になるべく無理目の要求をしておいてから、本来の自分の要求水準まで譲歩する(したように見せる)」という交渉の仕方は、心理学の基本テクニックです。

なるべく損しない状態での退職をしましょう。

引継ぎは確実に

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ボーナスをもらっての退職に限らず、退職時はきちんと引き継ぎをしましょう。
引き継ぎが不十分なことで、退職後も連絡があったり、無関係なトラブルに巻き込まれたりすることもありますので注意が必要です。

ある程度の希望が飲まれて、ボーナスをもらって退職できる目処がついたら、確実な引き継ぎを意識しましょう。
引き継ぎが不十分な状態でボーナスだけもらってやめたりすると、「ボーナス泥棒」などという不名誉なレッテルを貼られます。

「立つ鳥跡を濁さず」
っていうじゃないですか。

やらなきゃいけないことはきっちりと片付けておきましょう。
そして、ボーナスの支給条件を満たした退職日までしっかりと勤め上げて、堂々とボーナス退職しようじゃないですか。

まとめ

いかがでしたか?

ボーナス退職は非常識でもなんでもありません。
ごく普通の「退職の一つの方法」です。

ただ、「ボーナス退職は良くないこと」と認識している人が多いのが問題。
そのため退職を公にしてからは、多少居づらさを感じると思います。

そこはキッパリ割り切ることが大切。
みんなやってることなんですから、気にしすぎることはありません。

そしてもう一つ大事なのは、退職者としての責任を果たすこと。
病院の就業規則に従って退職することは前提条件です。
その上で必要な引継ぎは、漏れなく正確に間違いなく行いましょう。

しっかりと責任を果たして、堂々と胸を張ってボーナス退職しちゃいましょう!

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