看護師転職サイトって何が違うの?3つのタイプ、強みと弱み


看護師の皆さんこんにちわ!
メディカル調査員の川田です。

最近は看護師向けの転職サイトが増えてきました。
スマホで探せて、求人が沢山あって、情報が早くて、ハローワークには無い求人があって、職場の内情を教えてくれて、面接サポートまでしてくれたり。
20代、30代のスマホ世代にとっては当たり前のように利用していますよね。

でも転職サイトってどこも同じなのでしょうか?
「違いがよく分からない」「どこを利用したらいいの?」といった悩みをよく聞くようになりました。

そこで今回は「転職者予定者の方」に「転職サイトの違い」を解説したします。
「使いやすかった、便利だった」などの抽象的な話ではなく、「どんな求人に強く、サービスのどこが違って、どんな人が利用するとメリットが大きいか」などを具体的にお伝えいたします。

この記事を読んで頂ければ、あなたにピッタリの転職サイトがきっと見つかります!

直接応募タイプ

代表サイト リクナビ、女の転職@type
求人種類 正社員、派遣社員、バイト
担当者 無し
費用 無料
会員登録 サイトによっては必要
病院とのやり取り 自分で直接
気軽さ
確実性
付属サービス スカウト
認知度 直接応募タイプは、最もポピュラーなタイプの求人サイトです。
使い方 サイト内の掲載求人を見て、自分で病院に連絡します。
メリット 気軽に利用できるのが特徴です。
転職活動のスター度段階である「市場調査」に丁度良いでしょう。
デメリット 転職の成功確率は、担当者が付かないため、自分の主観的なイメージで病院を選んでしまったり、希望条件がブレてしまったり、病院の内情調査が不十分だったり、低くなりがちです。
条件の良い病院は、求人が全て一般公開されているため、すぐに無くなってしまいます。
付属サービス スカウトサービスが利用できます。
スカウトは、「希望する勤務地や給料、仕事内容」「これまでの経験や経歴、取得資格」を登録し、それを見た病院から「ぜひ採用したい」と打診を受けられるサービスです。
登録しておけば、あとはメールをチェックするだけなので、忙しい看護師でも転職活動を行えます。
その他特徴 スカウトは別の使い方として、必要としてくれる病院が分かるため、今の自分の客観的な実力診断にもなります。
意外な業種や診療科からスカウトがあったりと、将来の視野を広げてくれたりもします。
オススメ 直接応募タイプの求人サイトは、気軽に転職活動をスタートしたい看護師にオススメです。

担当者付きタイプ

代表サイト 看護roo、マイナビ看護師
求人種類 正社員
担当者 あり
費用 無料
会員登録 必要
病院とのやり取り 担当者経由
気軽さ
確実性
付属サービス 転職カウンセリング、非公開求人紹介、内情調査、履歴書添削
認知度 担当者付きタイプは、ここ数年で一気に普及した、求人サイトです。
使い方 転職エージェントと呼ばれるプロの担当者が専属で付いてくれ、転職サポートをしてくれます。
利用の流れは「会員登録 → 担当者と面談 → 求人紹介 → 病院面接 → 待遇確認&条件交渉 → 内定」となります。
メリット 一番のメリットは何といってもプロの担当者がサポートしてくれる点です。
プロによる「転職カウンセリング、非公開求人紹介、内情調査、履歴書添削」など、手厚いサービスが受けられます。
またこちらの代理として、給料交渉や待遇の確認、日程調整なども行ってくれます。
「お金の話は恥ずかしい」「待遇面は聞きずらい」という場合に便利です。
こちらの立場でサポートしてくれるため、頼りになる存在です。
デメリット 担当者との二人三脚になるため、自分勝手なことができなくなります。
また「経験不足、レベルが低い、相性が悪い」という担当者は、一定数存在します。
転職の成功確率は、母体となる転職サイトの実力も影響しますが、担当者の力量も大きく影響してきます。
もし「この担当者さんダメかも・・」と感じた場合は、「担当者を変えてほしい」「利用を辞めたい」と言える度量が必要になります。
一部の転職サイトは「強引に転職させようとする」「希望外の求人ばかり紹介される」「転職してみたら聞いてた話と違った」というトラブルもあります。
付属サービス 転職カウンセリングは、希望条件の整理ができ、地域の転職事情、給料相場などを教えてもらえます。
非公開求人紹介は、一般公開されていない求人を個別にセッティングしてもらえるため、好条件の病院に応募できます。
内情調査は、過去に転職サポートした看護師から情報を聞き出してくれるため、転職後の働くイメージをしやすくなります。
履歴書添削は、人事担当者が見る点を重点的に直してくれるため、内定率のアップが期待できます。
その他特徴 担当者付きタイプのサイトは、看護師の需要増加によって、一気に増加しまいた。
便利になった反面、「多すぎて、どこを利用したらいいか分からない」という問題も出ていています。
利用は、悪質な転職サイトも一部で見られるため、利用したことがある友人知人から口コミを聞いてから登録するなど、注意が必要です。
オススメ 担当者付きタイプの求人サイトは、プロに相談しながら慎重に転職活動を進めたい看護師にオススメです。

派遣タイプ

代表サイト レバウェル看護派遣、MCナースネット派遣
求人種類 派遣
担当者 あり
費用 無料
会員登録 必要
病院とのやり取り 担当者経由
気軽さ
確実性
付属サービス 単発バイト
認知度 派遣で働くには、派遣タイプの求人サイトに登録するのが一般的です。
使い方 「希望する勤務地や給料、仕事内容」「これまでの経験や経歴、取得資格」を登録しておけば、派遣の仕事を探して紹介してくれます。
メリット 派遣で働く場合は、病院にコネがある看護師以外、
紹介された仕事は、こちら側に「受ける、受けない」の決定権があります。
デメリット 時給は、病院とダイレクトに派遣契約する場合と比べて、手数料が引かれるため、2割ほど下がります。
ただ病院にコネがある看護師以外は、看護師個人と直接契約をしない病院も多いため、派遣サイトの利用が必須です。
付属サービス 派遣タイプの求人サイトは、単発バイトを扱っていることもあります。
単発バイトとは、普段は正社員として病院に勤め、休みの日に1日限りでバイトに行く働き方です。
単発バイトと派遣の違いは、1つの病院で働く期間です。
派遣は1週間~数か月、長ければ1年以上同じ病院で働きますが、単発バイトは1日限りです。
そのため病院以外にもツアーナースやイベントナースなど、普段かかわれないようなチョット変わった仕事もあります。
その他特徴 派遣で働きながら、気に入った病院があれば、正社員として登用してもらえる制度もあります。
オススメ 派遣タイプの求人サイトは、正社員以外の仕事を探したい看護師にオススメです。

まとめ

いかがでしょうか。
自分に合った求人サイトは見つかりそうですか?

気軽に始めたい人は「1.直接応募タイプ」を、
慎重に始めたい人は「2.担当者付きタイプ」を、
派遣を探したい人は「3.派遣タイプ」を利用しましょう。

求人サイトは無料で利用できます。
転職したいなら、まずは求人サイトに登録し、病院の情報を集めると良いでしょう。
情報を見ているだけで、病院が求めているスキル、自分が応募できる範囲、地域の相場感が養われてきます。

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