看護師の命を削る夜勤

看護師の仕事は肉体的にも精神的にもキツイ仕事だ。
看護師向けのアンケート調査によると、約8割のナースが仕事を辞めたいと考えている実態が明らかになっている。
辞めたい理由を見てみると「仕事がキツイ」「給料が安い」「休みが無い」といったものから、「夜勤がキツイ」といった看護師ならではの理由もある。
出典:看護師辞めたいアンケートより

中でも夜勤は看護師が高給を取れる大きな要因だが、実際には大きな負担となることが多い。
政府もその事実を問題視しており、看護師保護法によって看護師の夜勤日数が制限されている。
(1ヵ月に8日以内)

ただこの制限は「努力義務」であり強制ではない。
そのため現実には10日以上の夜勤を行っている看護師も多い。
また看護師が極端に不足している病院では、夜勤明けに日勤に入るという異常な事態も起こっている。
これは極端な例ではなく、日本看護協会の調べによると約60%もの看護師が異常な環境下に置かれているのだ。

「夜勤は命を削る」と言われる夜勤。
その過酷な労働環境ゆえに毎年10万人の看護師が転職を余儀なくされる。
その穴埋めとして採用されるのが、新人看護師たちで先輩たちと同じような道を歩むことになる。

また50万人以上の看護師が資格を持ちながらも働いていない現実もある。
「潜在看護師」と呼ばれ、激務や勤務時間の縛りが厳しすぎるがゆえに、働くことができないのだ。

しかし看護師の労働環境が改善する可能性は低い。
なぜなら6割以上の病院が赤字経営のため、看護師の待遇を改善するコストを払えないからだ。
長時間労働、夜勤、医療ミスへの恐怖、複雑になる業務、記載する書類の増加。

日本の医療の根幹を支えてきた看護師たちが病院を辞めるのを止める術はない。

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