看護師2年目の正しい転職方法。私の失敗談と成功したコツ

転職したときの私
U.Mさん
東京都在住
看護師
急性期病棟勤務

2年目のジンクスって聞いたことありますか?

1年目より、2年目の成績が悪くなるいう有名な法則です。
スポーツだと、1年目に活躍すると相手に研究されるため、2年目に成績が落ちるそうです。
仕事だと、1年目に活躍すると周囲がハードルを上げてくるため、2年目に挫折しやすいそうです。

ちなみに私の場合は、1年目から落ちこぼれ、2年目でさらに惨めな挫折をするという・・。
2年目のジンクス以下で最悪でしたよ。
(TmT)

それでも看護師6年目の今。そこから立ち直り「緩く、楽に、自分のペース」で働けています。
2年目のどん底の時期より、確実に仕事を楽しめていると思います。

今回は、私の挫折と失敗、看護師2年目の正しい転職方法を書いてみました。

2年目のジンクスで悩んでいる看護師に読んでもらいたい!
(*・ω・)ノ

ヘコんだ1年目

※物語口調で書いてみました(汗)

私は総合病院に入職した。
配属されたのは、約60床の急性期病棟。
新人は、私ともう一人。

(一番左下が私)

1年目の夏には担当を持ち、夜勤にも入るようになった。

でも仕事はなかなかうまくいかなかった。
小さなミスを繰り返し、先輩方に迷惑ばかりかけていた。
自分の不注意と勉強不足。
何かを忘れたり、手順を飛ばしたり。
そのたびに呆れたような目で見られてしまう。
ため息をつかれることもしばしば。
精神的にくる。
たまに舌打ちもあって、その時は1週間くらいヘコむ。

ミスを絶対に許さない。
これが病院全体の風土だった。
院内で起こった医療事故の影響。

(私が入職するよりも前の話)

先輩たちはミスに異常なほど厳しい。
もちろん医療現場でミスは許されない。
けど言われれば言われるほどミスが怖くなり、頭が真っ白になっていく。

同じ年に入った同期は、要領の良く業務を覚えてき、1年もたたないうちに私とは大きな差がついた。
同期は可愛がられ、仕事がうまくいかない私は先輩方と何となく仲良くなれない。

早く働いてみたい!早く働いてみたい!
そういっていた学生時代とは違い、
この頃は、辞めたくて辞めたくてしょうがなかった。

どん底の2年目

2年目の春。

新人が入ってきた。
プリセプターは私の同期。

私はといえば・・・。
いまだにミスをしてダメ出しを受けていた。
その姿を入ってきた新人に見られるのは結構きつい。
陰で色々言われているのも知っていた。

私はそんなにできる方じゃない。
学生時代もそうだった。
けど自分が劣っているのは、不思議と感じたことが無かった。

でもこの時は劣等感でいっぱいだった。

仕事がうまくいかないと、人間関係もうまくいかない。
人間関係がうまくいかないと、誰も自分を認めてくれていないような気がしてくる。

劣等感、孤独感、疎外感。
惨めで哀れで情けない。
人生で一番のどん底。

格差

2年目のゴールデンウィーク前に看護学校の同窓会があった。
看護学校の同窓会
(一番左が私)

それぞれの近況話で盛り上がった。
看護研究に打ち込む子もいれば、ICUでバリバリ働く子、同じ急性期で楽しくやっている子、プリセプターをやっている子も結構いた。

でも私は落ち込んだ。
みんなとの差に愕然としたから。
たった1年でここまで差が開くものなのかと。

みんなは、1年で急激に成長した。
けど私は、1年前からまったく成長していない。

みんなは、毎日楽しく仕事をしている。
けど私は、ただただ苦しくて泣きたいだけの毎日。

みんなは、将来の目標を持っている。
けど私は、何もないし、何も考えられない。

私だけが取り残されていた。

理想とのギャップ

看護師になれば理想の私になれる!
根拠もなくそう思っていた。

けど現実は真逆。
毎日仕事に行くのが嫌で、毎日辞めたいと思っていた。

(当時の通勤用チャリ。これに乗りながらよく泣いていた・・)

そもそも、なぜ看護師になりたかったのか?

特に理由がない。
しいて言えば、そこそこのお給料がもらえて、そこそこの安定があって、そこそこのやりがいがありそうだから。

看護師になった動機すらもダメダメ・・。

でもこのままじゃいけないってことはわかる。

だから私は転職を決意した・・。

レールに乗るだけが人生じゃない。
環境が変わればやっていけるかも。
それを確かめたい。
無謀かもしれない。
けど何かを変えたい!

こうして私は転職活動を始めることになる。

ゆるやかな絶望

初めての転職。
何をしていいのかわからない。
ネットで情報を集め、転職本でイロハを学び、ハロワや看護協会に求人を見に行った。
ハローワーク
良さそうな病院はある。
けどそこで自分がやっていけるか?
確証は持てない。

色んな人に相談した。
看護協会のスタッフさん、看護学校時代の友達や先生。

3年耐えてみろ。
病院なんてどこも同じ。
看護師は辛いのが当たり前。

誰もが反対した。
「考えが甘いよ。すぐに逃げ出しちゃダメ」
私自身、心のどこかでそう思ってはいたが、ハッキリ言われるとかなりグサッと来た。

唯一の味方?反対しなかった人

私は転職アドバイザーの無料相談に申し込んだ。

(ネットで見かけた大手の転職サイト)

私は転職してもいいんだろうか・・・?

この不安の答えを知りたかったからだ。

三日後、オフィスの個室でアドバイザーの面談を受けることになる。
アドバイザーは少し年上のお姉さんだった。
北川景子をさらにキツイ感じにした、バリバリのキャリアウーマン。

(照れる景子氏。女から見てもカッコイイ)

私は今の職場の悩みと、転職したいけど出来ない不安を伝えた。
景子氏はメモを取りながら熱心に聞いてくれた。
それから私の不安に1つ1つ答えてくれた。

2年目で転職するリスク、
2年目で転職しないリスク、
転職のタイミング、
上手な退職方法、
エリア内の求人事情、
3年耐える必要性、
病院との相性問題、
上司との相性問題、
結婚、出産、復職を考えたキャリアプラン、
20代でやっておくべきこと、

景子氏は転職のプロだった。
私の適正や働き方の方向性をキッチリ丁寧に教えてくれた。

この面談で私の不安は、きれいさっぱり消え去り、転職の決意を確固たるものにしてくれた。

その後・・

私は、2年目の夏に転職した。
総合病院の急性期。

景子氏が私に合いそうな求人を5つピックアップしてくれ、その中の3つの面接を受け、一番良さそうだった病院に決めた。

そして今、転職して4年が経った(28歳 看護師6年目)
毎日起こられていたあの私が、今ではチームリーダーとなり後輩の指導をしている。
仕事も大変だし、プレッシャーもあるし、責任も増えた。

だけど全然楽。

環境が変わるだけでこんなにも楽になるなんて思いもしなかった。

仕事は一緒に働くメンバーや、環境、文化、考え方で全く変わってくる。当たり前のことなんだけど、実際転職してみてよく分かった。

ここまでのまとめ

2年目の転職。
私は運よく転職に成功した。
転職活動は1か月もないくらい短い物だった。
けど本当にたくさんのことを学べた。

ここからは看護師の転職ノウハウを詳しく掘り下げてみる。
転職のプロである景子氏の直伝!
ꉂꉂ ( ˆᴗˆ )

自分の人生の行き先

あなたは何を目的に生きていますか?
自分も含めてだけど、結構みんな何となく働いて、何となく生きていない?

私はこれで大失敗した。
何となく看護師になって、何となく病院を選んで、何となく働いていた。
将来どうなりたいなんて全然考えてなかった。
その結果があの醜態。
看護師1年目と2年目は、人生で一番最悪の年だった。

だからまず人生のプランを考えよう!

とは言っても難しくない。
自分は何に幸せを感じるのか?
例えば・・・

  • 美味しい物を食べているとき
  • 家族で過ごしているとき
  • 布団に入っているとき
  • お酒を飲んでいるとき
  • お風呂に入っているとき
  • 友だちと遊んでいるとき
  • 旅行に行ったとき
  • 仕事でうまく行ったとき
  • 自分が成長できているとき
  • ありがとうと言われたとき

自分の幸せを知ることで、どの方向に進めばいいのかも見えてくる。

私は景子氏のヒアリングで、ストレスの少ない平凡な毎日が幸せなんだと分かった。
30歳くらいで結婚して出産し、子供が保育園くらいになったら復職して、子育てしながら緩く働いて、子供が成人したら小さな病院の師長になれたらいいなという感じ。

看護師2年目の貯金

若いうちに貯金をしておくこと。
お金じゃなくて、看護スキルの貯金。

私は看護師の1年目と2年目を無駄にした。ほとんど成長できていないから。スキルの貯金が全く無かった。あのまま30代、40代になったと思うとゾッとする。若い子にこき使われたり、看護師扱いされなかったり、惨めな思いをすることになるから・・。

子供ができたら、スキルが貯金できるような職場で働けなくなる。
若いうちに貯金して、30代、40代、50代はそれで食べていく。
一般職はこれだけじゃ難しいだろうけど、看護師に限って言えば、20代の貯金だけで食っていける。

だから重要なのは20代のうちにどれだけ貯金しておけるかってこと。
もちろん頑張りまくるのも1つの手。

でも一番はやっぱり環境。

能力を得るには、周りの環境から大きく影響を受けるんだと思う。若く吸収できる時期に、その場所にいることがその後を大きく左右する。
jobs
実業家:スティーブ・ジョブズ

自分に合った環境で20代のうちにシッカリ成長する。
これができれば、看護師として一生食べていけると思う。

じゃあ看護師2年目はどんな環境が良いのか?

看護師2年目の環境

ミスを許さない文化は人を腐らせる。
fromm
心理学者:エーリヒ・フロム

「ミスをしてはいけない」という課題を出されると、逆にミスが増えてしまう。
しかもそう言った環境で育った子供は、ミスを恐れて消極的になったり、他人のミスに対する寛容性も無くなる。

私はまさにこの状態だった。
2年目で抜け出せてラッキーだったと心底思う。
あのまま耐え続けていたら、看護師人生に大きな影響が出ていたから。

1度は外に出る


1つの病院しか知らないのは大きなデメリットだと思った。
それが世間の標準だと思い込んでしまうから。

  • 職場が変われば文化が変わる
  • 文化が変われば意思決定も変わる
  • 意思決定が変われば行動が変わる
  • 行動が変われば習慣も変わる
  • 習慣が変われば成長も変わる
  • 成長が変われば人生も変わる

良い方向に変わればいいけど、悪い方向に変わることもある。
今の環境が良くないなら、将来の自分のためにも1度は転職した方がいい。

上手に転職できる人がストレスなく働け、成長し、幸せになる時代だと思う。
もっと身軽に転職しても良いんじゃないかな。
自分に合う病院を見つけるための手段なんだから。

3年耐えなくてもいい

  • ここで通用しなかったらどこ行っても通用しない。
  • 我慢が足りない。
  • 最低でも3年は耐えるべき。

↑これは私が先輩方から言われた言葉。
でも実際に転職してみて、これが間違いだと分かった。

人は環境で変わる。

もちろん私以外の人にはあの病院があっているのかもしれない。ただ私には合わなかった。ただそれだけの事。相性の問題。

ここで通用しなくても、他なら通用するかもしれない。

間違った方向に向かっている時の我慢は無駄。
3年耐える必要はない。

転職して悪かった点

履歴書が汚れた?
看護師なら雇ってもらいやすいからあんまり関係ない気もする。
そのくらい。

ここまでのまとめ

嫌な仕事を続けても幸せにはなれない。

どうせ働くなら、楽しいと感じる職場で20代の大切な時間を使った方がよっぽどいい。

追記:2年目の転職の不安

2年目の転職は、初めての転職だったこともありとても不安だった。
けど実際にやってみると、
「こんなものか」
「もっと早く決断しておけばよかった」
という感覚のほうが強かった。

ここからは、私が体験した2年目の転職の不安に答えていく。

新しい環境でやっていける自信がない

ダニング・クルーガー効果というのがある。
これは認知バイアスの一つで「経験を積むと自信を無くす」という人間心理。
ダニング・クルーガー効果

例えば、新人の頃は、無知がゆえに根拠もなく「私って優秀」と思うもの。
けど経験を積んで周りが見えてくると「私なんて・・」と自信を無くしていく。

看護師2年目は、ちょうど自信を無くす時期。

スキルアップして周りが適切に評価できるようになったがゆえに、自信を無くしてしまう。
成長しているのに、まるで自分だけが置いて行かれているような感覚。

看護師2年目で自信が無いのは、正常に成長している証拠でもある。

にもかかわらず「私って優秀」と思っている人は、逆に成長していないのかもしれない。

2年目なら自信が無くて当然。
順調に成長している。
正常。

新しい環境でさらに成長したらいい!

第二新卒って有利?不利?


ネットには第二新卒が有利と書かれている。
理由は「未経験でも採用されやすい」「第二新卒の求人がある」「新卒として教育が受けられる」などなど。

けどこれは一般業種の話。

看護師の場合、第二新卒の利点はあまり感じなかった。

そもそも看護師の場合、人手不足だから求人が沢山あった。
第二新卒だろうが、新卒だろうが、3年目だろうが、求人は多い。
だから第二新卒だけが有利なんてことはなく、若ければだれでも優遇されるという感じ。

第二新卒の利点を挙げるとするなら「新卒として教育が受けられる」ところだと思う。
第二新卒の教育

新人研修を部分的に受けられたり、2か月くらいはOJT研修だったり、プリセプターが付いてくれたり、慣れるまで仕事内容や量を調整してくれたり。
自信を無くして転職した身としては、この辺りの配慮が大変ありがたかった。

いきなり即戦力を求められても困るよね。
ゆっくりスロースタートをさせてもらえると本当にありがたい。

ただし注意点もある。
病院によって第二新卒の配慮はかなりの差がある。
私は転職アドバイザーの景子氏から色々と聞いていたため、教育が手厚い病院に転職できた。逆に全く教育せず、使い捨ての病院もまだまだ存在するらしい。実際、そういった病院で潰れる若い子が多いのだそうだ
しっかり事前調査したほうがいい。

このように看護師の場合は、第二新卒だからすごい有利って訳じゃないけど、教育サポートという点においては有利だと感じた。

2年目で辞めるタイミング

まず、あなたはどっちらのタイプ?

朝、病院への出勤中に「もう辞めたい」と思う。
夜、病院からの帰宅中に「もう辞めたい」と思う。

朝に辞めたいと思うのは、面倒だからから。
面倒なだけなら、まだ辞めるタイミングではない。
続けよう。

夜に辞めたいと思うのは、仕事が嫌だから。
嫌いなら、今が辞めるタイミング。
嫌な仕事をしていても、絶対に幸せになれない。
今の自分だけじゃなく、将来の自分までも不幸にしてしまう。

迷惑がかかる

たしかに転職は、色んな人に迷惑がかかる。

病院側にとっては、今まで育てた教育コスト。
先輩方にとっては、シフトの穴埋め問題。

看護師が退職をするなら、誰かに迷惑をかけるのは避けられない。

でも今の病院で一生働き続けられる?

結局はいつか辞める。
辞めたい!と思っている病院。
今辞めなくても近いうちに辞める可能性はかなり高い。

じゃあいつ辞めるのか?

いずれ辞めるなら、今が一番いい。

今辞めた方が不利益は少なくなる。
病院は、教育コストをこれ以上損しなくなる。
シフトの穴埋め問題は、いずれ辞めるならそのときに問題になる。今問題になるか、あとで問題になるかの差。問題の先送りでしかない。

結局は迷惑をかけるなら、早いうちのほうが双方にとってダメージは少ない。

それにスタッフが辞めるのは、経営者や上司の管理能力の問題。
辞める個人に責任を押し付けているのは、お門違い。

辞めたら迷惑をかけてしまう。
けど遅くなればなるほど、もっと迷惑が大きくなる。
辞めるなら早い方がいい。

2年目の新人でも転職エージェントを利用していいの?

全然良い。
看護師はどこの病院も不足しているから、転職エージェントも手厚くサポートしてくれた。

それに私個人のことで言えば、転職エージェントの景子氏は、私が相談した人の中で唯一転職に反対しなかった。
もちろん彼女にとっては商売だからかもしれない。
けど彼女のその熱心な言葉にはそんな商売っ気は全く感じられなかった。
ありのままのダメな私を見てくれ、それでもなお、前に進む手助けをしてくれた。

転職は人生の門出。
だから全力を尽くします。

景子氏のこの言葉が今も忘れられない。

転職活動は孤独。
けど転職エージェントは数少ない味方であり、何でも知っている相談相手であり、転職に精通したプロのパートナーだと思った。

ただし良い物には必ず裏もある。
良い転職債がある反面、悪質な転職サイトも存在する。
そういったサイトに引っかからないよう注意してほしい。

参考↓

新人看護師が辞めたくなる時

愛知県岡崎市の病院に勤務するY.Kさん(20代女性)

私は看護師として働き始めてまだ2年目ですが、何度も辞めようと思ってきました。
つまらない理由ばかりですが「私が看護師を辞めたくなった4つのこと」を書かせていただきます。

1.看護師に向いてない

仕事でミスを連発してしまったときに仕事を辞めたくなるくらい悩んでしまいます。
とくに新人の時は点滴が苦手でした。
また血を見るとめまいを起こすことがありました。
ほんとうに看護師に向いてないなと・・・。
なんで看護師の資格を取ったのだろうと、自分の選択を悔やんだこともありました。

そのため「次頑張ろう」と前向きに考えられず、いつまでも失敗に固執して情けない気持ちを引きずっていたときに、よく「辞めたい」とこぼしていました。

私は自分でもわかるくらい柔軟性が足りず、加えて完璧主義なところがあります。
仲の良い看護師の先輩は「もっと肩の力抜いて」と言ってくれます。
でも上手く力を抜くことができずにいた私は、よく一人で落ち込んでいました。

2.仕事を教えてもらえない


私は新人ですが、誰からも仕事を教えてもらっていません。
名ばかりプリセプターの方は居るのですが、いつも忙しそうで、喋りかけると露骨に嫌な顔をされます。
しかも「先輩の仕事を見て覚えろ!」という雰囲気の病棟のため、他の先輩にも聞けず。
これは地味に辛く、慣れない患者さんへの対応でプレッシャーと責任の重さに潰されそうになります。
自己流で仕事をしている不安もあり、いつも辞めたいと思ってしまいます。

3.人間関係が最悪

今働いている病棟はかなり人間関係が悪いです。
その根源は婦長さんです。
いつも怒っていて、威圧的でイジメや嫌味、暴言のオンパレード。
ちょっとしたことで「どうして!?」「なんで!?」の連発です。
「どうして聞いてないの!?これだから若い子は!」
「なんで休むの!?この日は会議でしょ!」
「カルテに書いてない理由は!?ほんとバカね!」

言い返すと倍返しされるので、黙って怒られるしかありません。
しかも必ず最後に嫌味が入ります。

さらにこの婦長さんの性格が先輩たちにまで伝染して、プチ婦長さんが沢山います。
だから必要最低限の会話しかない病棟で、プライベートの話なんて聞いたこともありません。
かなり限界です・・。

4.大好きだった先輩が辞めてしまう

最悪な病棟ですが、唯一話しかけてくれる先輩がいます。
公私にわたってお世話になっている方です。
この先輩とトイレの中だけが私の心の安らぎでした。

でもその大好きだった先輩が持病のため退職してしまいます。
病名は公表していましたが、療養が必要なほど体調が悪化していることを初めて知らされ、言い表せないようなショックを受けました。
そんな体調の悪さなど少しも表に出さずいつも笑顔だった先輩。
これがプロ根性かと痛感し、経験不足とは言え自分のことだけで精一杯な私に、果たして看護師の仕事が務まるのか?と凹むことになります。

まとめ

こうやって書きだしてみると、私が今の職場を辞めたくなる時ってつまらない理由ばかりかもしれません。
でも小さな悩みが積り重なり、限界にまで来ています。
たぶん大好きな先輩が辞めたら、耐えきれないと思います。
だから今のうちに転職活動をしようと決意しました。

でも先輩からこんなアドバイスをもらうことになります。
「この病棟は最悪だけど、どこも似たような病院ばっかり」
「だから転職するなら、しっかり情報を集めな」
「人から話を聞いて、いっぱい求人を見な」
「それから病院を選べば、失敗しないはず」

私は先輩のアドバイスとこの記事「大損してた!看護師が知っておきたい残業代のこと」を参考に、求人サイトに登録して毎日求人を読み漁りました。
その求人サイトのアドバイザーさんからも、良さそうな病院の内情を聞けているので、バッチリ情報収集できています。

あと2週間で先輩は辞めてしまいます。
それまでに私も「病院を辞めます!」と言います。
婦長さんどんな顔するだろうな・・・。
100%怒るだろうけど・・・、楽しみです!

こんな記事も参考にどうぞ。

看護師が転職で失敗しないための準備マニュアル
大損してた!看護師が知っておきたい残業代のこと
看護師を辞めるのはちょっと待ってください!