整形外科に転職した看護師だけど質問ある?


ちょりーっす!
お久しぶりです。整形外科5年目の涼子です。

最近、整形外科に転職してくる看護師が増えてきました。
理由を聞いてみると仕事が楽とか、夜勤が無いとか、出会いがあるとか、そこそこ給料が良いとか。

まあ確かにそうなんです。

が!

「はぁぁぁぁああ!!!!???オメーら仕事なめてんの!!!???」と正直思います(キャピ)

整形外科は体力勝負だし、セクハラも多いし、体育会系の筋肉バカばっかりでマジつれーし、ドクターも脳筋だし、意外と人間関係ドロドロだし。

それに病院によってはジジババばっかりで出会いなんてありませんよ?
私なんて33歳でまだ独身だよ?(うるせー!)
彼氏すらいないよ?(だからうるせー!)

オメーら整形外科のこと全然わかってねー。
おっし!私が教えてやる!!

ってことで今回は「整形外科の現状」をテーマに、整形外科5年目の看護師が色んな質問に答えちゃいます!

整形外科の甘い汁を吸い方をがっつりレクチャーしますよ!マジメな方はガッカリしないでね!

整形外科ってどんな所?

整形外科は、骨や軟骨、筋肉、関節、靭帯、脊髄、脊椎、神経などを含む運動器の外傷や疾病を治療する科です。

未経験だけど転職できる?

できます。
整形外科の経験がなくても歓迎という求人も多く、チャンスは沢山あります。
ただし、人気の高い科の一つであることを念頭に置き、転職サイトにも登録しておけば、自分が転職したいときに情報を手に入れることができます。

どんなスキルがあればいい?

経験がなくてもやる気があれば大丈夫です。

基本的な看護師スキルがベースになりますが、整形外科に多い業務としては、術前・術後の看護やリハビリの介助、生活指導などが挙げられます。
具体的には、手術や退院後の生活に対する不安を持った患者さんへの精神的サポート、身体の不自由な患者さんが安全に生活できるように、体の大きな患者さんを支えたりします。
それから、創処置やギブス、包帯交換などの医師の診療の介助や、周手術期看護のほか、回復期のADL回復に向けたリハビリなど、他部門と連携して看護を進める必要があります。

整形外科は忙しい?

忙しいです。
おっしゃる通り、他科に比べてADL介助やリハビリなどに時間を割く割合が高いからです。
そのほかに、手術前・手術直後の対応も行います。
さらに、事故などによる緊急入院も多く、その対応にも追われます。

外来やクリニックでも老若男女問わず多くの患者さんが来院するため、忙しいと感じる日が多いですが、やりがいはあります。

看護師の仕事は?

はい、外科とついている通り手術を行う科ですが、手術に限らず、治療方法は様々です。
例えば、ギブスで固定したり、温熱・電気・水・光線などによって機能を回復・改善させる治療を行うこともあります。
それから、リハビリや薬物を使用する治療、ブロック注射も行います。

整形外科のメリットは?

整形外科は腰痛や関節痛などで整形外科を受診する患者さんが多く、日常生活と密に関わる科なので、需要が多いです。
そして、他科に比べて若い患者さんや内臓系の疾患を抱えていない元気な患者さんが大勢なので、雰囲気が明るいです。

それに、力仕事が多いため、体力面で自信のある男性看護師が比較的多いです。

未経験でも大丈夫?

自分で努力して勉強する意思があれば大丈夫です。
そして、転職前には、全身の運動器についての理解を深めるために、解剖生理学を勉強し直しておくと良いでしょう。
また、プリセプターの有無や勉強会開催の頻度など、教育体制がしっかりしていて学びながら働きやすい病院を選ぶことも大切です。

キャリアアップはできる?

できます。
「運動器看護師」という日本運動器看護学会が認定する資格があります。
この資格は、看護師としての実務経験5年以上かつ運動器領域での3年以上の実務経験があり、
定められた講習を受講、さらに書類審査と認定試験を受けて合格することで認定されます。

整形外科は残業が多い?

忙しい科ですので、残業も多いです。
なぜなら、手術件数が多ければ術前・術後の管理に時間を取られますし、さらに緊急入院があれば、その対応もしなければならないからです。
したがって、残業も自ずと増えるというわけです。

給与はどのくらい?

整形外科特有の手当てはありませんので、他科と変わりません。
ですので、夜勤ありの常勤で月に25~30万程度です。

ただし、整形外科は外来やクリニックも多く、その場合は夜勤手当てがないため高給は見込めません。

良い求人を探すコツは?

はい、あります。病院は、医師の専門分野を公開していることが多いため、ホームページや看板などで自分の学びたい分野があるか確認しておくとよいでしょう。

外来やクリニックでは幅広い疾患を扱わず、膝関節や股関節、腰椎やスポーツ障害など、それぞれの専門分野に特定して開業している医師がいます。
クリニック、外来、病棟などの職場や、患者さんの年齢層、属性によっても職場の雰囲気や仕事内容は変わってきますので、
自分がどのような所で働きたいのか明確にしておくことが転職成功のカギになります。

整形外科の魅力は?

治療を行い徐々にADLがアップしていく患者さんの姿を目の当たりにするので、看護の成果を実感できます。
そして、手術などを行う総合病院の場合は特に、幅広い知識と専門的なスキルが習得できます。
例えば、麻酔をして手術を行った場合などはもちろん通常の外科手術と同じような看護が必要になりますし、
全身症状や合併症などにも注意を払わなければならないため、観察力を身に付けられます。
命に関わるシビアな場面より、元気で明るい雰囲気が多いため、看護師自身の精神的ストレスが少ないところも魅力的です。

こんな記事も参考にどうぞ。

看護師が転職で失敗しないための準備マニュアル
大損してた!看護師が知っておきたい残業代のこと
看護師を辞めるのはちょっと待ってください!