看護師のストレス事情。ストレスはためずに発散!

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看護師のみなさん、こんにちは!
メディカル調査員の前田です。

私のところには、ストレスを抱えた看護師がよく「ちょっと聞いて~」とやってきます。

先輩が怖くて仕事に行きたくない・・・という新人さん。
何度注意しても同じミスをするんだから!とお怒りの主任さん。
毎日忙しすぎてもうヤダ。と疲れきってるリーダーさん。

このように、看護師はみんなストレスを抱えています。

そこで今回、看護師のストレスをランキングにしてみました。
ストレスごとにみんなの体験談をみていきましょう。
最後にみんなが行っている発散法も紹介しています。

1位 人間関係

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ストレスの事情はさまざまですが、最も多いのは人間関係になります。
足を引っ張る新人や、威圧をかけてくる上司や先輩、辛く当たる職場の人間は、多大なストレスになります。

合わない人とうまくやらなきゃいけないし、患者にはどんなわがままにも笑顔で対応しなくちゃいけない・・・。
そういった様々な要因が人間関係のストレスにつながっています。

ストレス事例

・ストレス事例職場を牛耳っているお局がいる。気が強いので何かと衝突している (6年目: クリニック)
・何かにつけて嫌みを言ってくる先輩がいる。新人だから気楽でいいねとか、うっとうしい(2年目:皮膚科)
・モンスター新人。こっちも指導に気を遣っているのを分かって欲しい・・・・・・(4年目:外科)
・こっちを見てひそひそ。人の悪口や噂を広める同期がいる(3年目:内科)
・上から売り上げ、下から人手不足、医者から嫌み、勤務表はわがままだらけ。どうしろと(9年目:産婦人科)
・病棟の人間関係が最悪。挨拶しても無視、患者にも冷たい。この人間関係が無理(3年目:整形外科)
・看護師VS助手の構図にうんざり(6年目:小児科)
・プリセプティが「なんで教えてくれないんですか」って言うけど、それ昨日教えた疾患。毎日がこんな感じ(4年目:眼科)
・「●●さん嫌われているよね」嫌っている筆頭はあなたですよねと思う(1年目:内科)
・勤務中に水分補給をしたら、水を飲めない人の気持ちになってくれと患者に怒られた。外来は常にクレーム対応に追われる日々(2年目:外来)

2位 職場環境・待遇

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看護師の仕事は3Kと呼ばれるほど過酷なものと言われています。
そんな看護師だからこそ、給料もそれに見合ったものでありたいと思っている人もいるようです。
「これくらいで」と思えばいいのですが、基本給の上がり幅をみてがっかりする人もいるかと思います。

特に出世すると夜勤の回数が減る、あるいは年齢的に夜勤がしんどいなど。
基本給意外にもらっていた手当の減少により、モチベが下がることもあるようです。
また、休みの少なさや過酷なサービス残業など、そういったどうしようもできないものが大きなストレスとなります。

ストレス事例

・基本給がカットされると通達が来た。忙しい職場なので給料だけが楽しみだったのに・・・・・・(4年目:救急)
・今年も有給がまるっと20日消えるんだろうなと思うと憂うつ(7年目:総合診療)
・ボーナスが同期に比べて低い。冬は懐が寂しい。心もさぶい(3年目:外科)
・部長にゴマすりをする師長が給料が良くて、自分たちの給料が低いのにいらつく(1年目:神経科)
・急なシフト変更が多すぎてしんどい。休みも合わせれずせっかくできた彼氏にも振られた(泣)(3年目:放射線治療科)
・最初に提示された給料と違うから辞めた。せっかく転職して給料アップと思ったのに(3年目:内科)
・通常の看護と関係ない雑務が割り振られる。看護を行う時間が削れていくのが辛い(1年目:婦人科)
・3年過ぎたとたんに、給料が全然上がらなくなる・・・・・・。でも仕事は増えていく(3年目:形成外科)
・妊娠5ヶ月目だけど、夜勤の回数を減らしてくれない(5年目:精神科)
・ナースコールに誰も出ず、ナースコール係みたいになっている(2年目:外科)

3位 重いプレッシャー

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看護師は重いプレッシャーがかかることが多いです。
患者の命を預かって、対応するので重症患者であったり、急変患者があると一気にプレッシャーが押し寄せます。
また、医師の指示を受けて処置をすることがあり、間違えると重大なインシデントを引き起こします。

それ以外にも上司からの期待もり、仕事に対して思いプレッシャーを感じることがあるのです。
実際に年数が経ってから、改めて思いプレッシャーを感じてストレスになることもあります。
また、新人で現場に入ってからそういったことに気づいてストレスになることもあるようです。

ストレス事例

・インシデントが怖いです。下手すれば命に関わるのでとにかく何事も無いように祈りつつ勤務します(1年目:内科)
・職務が重責。手術中は心電図、呼吸、体温、血圧と一つ一つが大事で、何か見逃してないか不安になる(3年目:オペ室)
・自分の看護技術が周囲について行けているか常に不安です。時々泣きたくなる(3年目:リハビリ科)
・患者さんの死亡確認が、毎度毎度が重くて泣きそう(4年目:緩和医療科)
・申し送りが怖いです。「だらだら話すな」とか「で、結局何が言いたいの?」とか毎回重圧がかかる(1年目:精神科)
・血管が細くて穿刺が難しい患者さんがいます。来るたびに失敗するかどうか不安(2年目:透析)
・教育担当でも無いのに、看護学生さんが毎年質問しにきて、変な答えを教えるんじゃないかと怖い(3年目:外科)
・重症患者が運ばれてくると、私でいいのかとプレッシャーを感じる(5年目:救急)
・夜勤の時、いつ急変が起こるかはらはらしながら見て回る(4年目:呼吸器科)
・医者の指示受けは毎回緊張する。おなか痛い(5年目:神経科)

4位 やりたいことと違う

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看護師といえども、科もたくさんあれば専門もあります。
中には、希望する病棟と違う部署に配属されてしまったり、自身の理想とのギャップを感じることもあります。
そういうギャップを感じたとき「あ、これは自分のやりたいこととは違う」と抱え込んでストレスになってしまいます。

また、中には多大な雑務に追われたり、医師のご機嫌取りなど「これ本当に必要なの?」と思うことを振られることも。
そうなってしまうと、やっぱり人間ストレスを感じてしまうものです。

ストレス事例

・異動で別の科に配属になってから、今までの看護が通じなくて不満が溜まっている(6年目:耳鼻科)
・希望じゃ無い認定看護師の資格を取らされそう。勉強したくない(5年目:内科)
・もっと自分はできるものだと思っていたけど、全然ダメダメで、今日も怒られた。出勤が辛い(2年目:外科)
・転職したらなぜかオペ室に配属された。ここ希望してない! 何で?!(5年目:オペ室)
・患者さんの保護者に怒鳴り込まれ、4時間ほどクレームを受けた(6年目:小児科)
・医療とは別の問題ばかりで辛い。失禁の世話やクレーム対応に疲れた(2年目:救急)
・看取り看護で看護師同士の意見が割れ、さらにそこに医師が介入してめちゃくちゃに(3年目:内科)
・やることが多すぎて自分の能力じゃもう無理。看護師のやることが何だったか分からなくなる(4年目:外科)
・看護師をやりたくて社会人から看護師になったのに、全然思ったとおりじゃ無い(3年目:呼吸器科)
・ついこの間までバリバリ仕事をしていたんですけど、ふと自分はこれでいいのか考えてしまい涙が出てきた(9年目:整形外科)

ストレス解消法

お金を使う

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  • パーッとカラオケに行く。騒いでお金も使っていい気分になれる。
  • バンドの追っかけでばーっと使う。
  • チョットだけ化粧品とかを変えてイメチェンしてみる。
  • ショッピング! バーンと買う!

現実逃避

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  • 休日はただ寝て過ごす。誰がなんと言おうと寝る。
  • 看護以外のことを考える。
  • 好きなものを満足するまで食べる!体重気にしない!
  • 宝くじのことをひたすら考える。
  • ペットをひたすらかまい倒す。

誰かと過ごす

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  • 友達と酒飲んで騒ぐ
  • 彼(彼女)と一緒にいる
  • ユニバとかにいってはしゃぎまくる
  • 友達とスイパラにいく!

体を動かす

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  • 運動!走る!
  • ジムに行く
  • 山登りとかとにかく没頭することをして頭を空っぽにする
  • スポーツクラブに行く
  • アクアビクス!

ゆったり過ごす

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  • 映画見たり外食したりする
  • イケメンが出ているドラマを探して見る
  • ネカフェでだらだらする
  • 読書したりする

その他

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  • バーに行く。お酒おいしい
  • k-popコンサートに行く
  • 泣く。とにかく泣く。泣けば全部終わるから。
  • 賃貸なのでペットを飼いました。熱帯魚とかいいですよ♪
  • 動画を見てぼーっとする
  • SNSで誰かと話す
  • ノートにひたすら愚痴を書く
  • 習いごとをする

それぞれの休暇について見てみました。

仕事以外の時は仕事を忘れることが一番良いです。
しっかり休みが取れると良いですね。

看護師はストレスが多い職業

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看護師はストレスの多い仕事だと言われています。
まず、前提として病院というクローズな社会が形成されることにあります。
その上で、愚痴や不満があったとしても、病院では言えない環境が多いです。

例えば同僚の悪口1つを取ってみても、誰かにこぼせばそれがそのまま広がることもあります。
そういった要因が職場で人間関係に対してストレスをため込みやすくしている要因となります。
なので、ストレスを自分の中にため込み、精神的に傷つく人もいるでしょう。

また、肉体面でも過酷だと言われています。
責任の重さとそれを果たすために24時間体制の勤務がどっとのしかかってきます。
夜勤の影響で睡眠に障害を抱えることもあるでしょう。

そういった環境を変えるのは難しいでしょう。
根本的な解決を図るには転職が一番楽でしょう。
ですが、ぱっと転職したからストレスから解放されるわけではありません。

やりたい仕事じゃ無かったり、理想と違ったりとさまざまな要因でストレスは生まれます。
なので、ストレスをマネジメントしてやる必要があるでしょう。

まとめ

どんな職業でも、ストレスはあります。
どんなに好きな仕事でも、です。

特に看護師はストレスを感じやすい職業でしたね。
ここで大事なのは、ストレスはためないということ。

「ストレスがたまる」のは、空のコップに少しずつ水がたまっていくイメージ。
あふれてしまう前に、コップにたまった水を捨てないといけません。

それには、ここで紹介した発散方法のように、仕事以外の全く違う何かへ意識を向けることが有効です。
自分なりの発散方法を見つけて、ストレスをためないようにしましょう!

こんな記事も参考にどうぞ。

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