実録!医療事務が見た、医療現場の恐怖!~行く病院は選ぼう

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あなたが通っているクリニック、大丈夫ですか?

私は5年前、医療事務としてクリニックで働いていました。
そのクリニックを辞めた理由は、「怖かった」から……。

え?何が怖かったのかって?
まあ、その前にクリニックについて先に少し説明しておきます。

某クリニックについて

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私の勤務していたクリニックは、医師1名=院長がトップに君臨するワンマンクリニック。

医療事務が3名(+派遣1人)、看護師が1~2名の小さな職場でした。

制服は看護師さんも医療事務もみんな同じ。
白いナース服にピンクのエプロンとカーディガン。
毎日コスプレw

とにかく、院長の言うことには絶対服従。

それが原因か、私が働くことになった時には医療事務は一気に退職した後で、残っていたのは看護師1名のみ。
しかも、この看護師さんも引き継ぎのために残ってくれただけで1か月後には退職予定。

ヤバい職場環境、間違いなし!

院長は、病気(症状)についての書籍を出版したり、TV・ラジオ出演をしたりとその業界ではそこそこ有名な人。
あまり詳しく書くと身バレしそうで怖いので、このへんにしておきましょう……。

じゃ、あらためてクリニックでの怖い話に入りましょう。

突然キレ出す

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とにかく、自分の思い通りにいかないことが大嫌いな院長。

受付が大混雑していようが、面倒な(失礼)患者さんの対応中だろうが、
「おーい!」
と一声かけたら即返事・即対応がないと怒る。

しかも、めっちゃ怖い。

待合室にまで聞こえる怒号が連日こだまする。
患者さんにニコニコ対応して、振り返った瞬間から必死の形相で診察室に向かう。

これが日常。

医療事務が薬を出す

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調べたら結構やってるとこ多いみたいなんですけどね…
違法ですやん!!

「もうやりたくない……」って言いながら3人でトリプルチェックしながら出してました。

しかもあのクリニック、未だに手書きカルテだったんですけど、院長の字が毎回暗号。
どうみても、ミミズが這った後。

解読できずに、1日に何度も聞きに行くことも。

そしたら、また院長の機嫌悪くなってキレるし。でも、患者さんに間違った薬出すわけにもいかないし。

患者さんに「この薬飲んで30分様子見ましょう」って飲んでもらうのもやってました。
いきなり患者さんの体調悪くなったり、薬間違ったりしていないか、毎日恐怖でした。

働いている間に何事も起こらなくて本当によかった……。

レントゲン撮影

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数か月に1回くらいレントゲン撮影してって言われるんですよね。

最初にちょろっと説明されただけで、あとよろしく状態。

ちゃんと撮影できていたんだろうか。(一応、写っていたから撮影はできていたと思うけど)
っていうか、いろいろ大丈夫だったんだろうか。

被曝とかあるよね……?

医療事務が注射・点滴の準備をする

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もう、末期。

本当に職場環境が悪くて、人が定着しない。
主に、看護師さん。

そりゃ、そうですよ。
看護師さんはいくらでも求人あるからね!!!

8時~19時半勤務(2時間半休憩あり・外出不可)で、残業は長いと23時過ぎまで。(夏は連日残業)

もちろん、残業代なし。
(23時まで勤務後、残業代と称した安い居酒屋でのビールはある。要らない)

こんなブラックに勤め続けてくれる看護師さん、いるわけない。
ということで、看護師さん不在の時期があったんですよ。

結果、院長は
「点滴と注射の準備しておいて。打ちに来るまでに。ヨロシク!」

これはやったらダメなやつだ!!!
そう思って私はクリニックを辞めました。

同僚には申し訳ないけど、無職になってでもやりたくなかったんで。

辞めるまでの間、同僚が注射器とか点滴の針とか握ってるの見てました。
やらなきゃいいじゃんって?違法だからって言えばいいじゃんって?

あの院長には何を言っても無駄。逆らうのは本当に無理なんだよ……。

「俺にたてついた奴は、金をかけてでも地の底まで追いかけて潰してやる」
が口癖だったからなぁ……。

あの頃を振り返って

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とにかく、一人気に入らない医療事務を決めていびり倒して辞めさせる院長だった。

2年半いて、一緒に働いた事務が6人、看護師が7人。
患者さんに「昔からよく看護師さん変わるわね~」なんて言われてた。

全員ナース服着てるから、患者さんから見れば看護師も医療事務も関係なし。

環境が悪い分、よく聞く看護師VS医療事務っていう抗争はなかったな。
むしろ団結して頑張ろう!って感じ。

敵は院長、ただ一人(笑)

みんなで走り回って動き回ってなんとか今日も1日生き延びた……。
そんな毎日でした。

患者さんに、何かがあってからでは遅いです。

スタッフが精神的にも肉体的にも疲弊したクリニックでは、ミスで何か起こるかもしれません。
そして、万が一何かがあっても、こういうクリニックでは対応できないと思います。

こういうのって、患者さんとしてクリニックに行ってもわからないだろうなぁ、と思って今回記事にさせてもらいました。

「こういう事がクリニックで巻き起こっている」っていうことを、知っているだけでも
「あ、このクリニックなんかヤバいかも」って気づくきっかけができると思います。

最後に

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まあ、院長がキレる問題については、患者さんには関係ないからいいんですよ(うちの院長は物わかりの悪い患者さんにもキレてたけど)。

でも、薬とか点滴とか注射とか……
ちゃんとしているクリニックに通いましょう!

おかしなクリニックなんて潰れてしまえばいいんですよ。

だって、身体も命も一つしかないんだから。
何か起こったらおしまいですよ。

訴えたらお金はもらえるかもしれないけど、身体や命は戻らないかもしれないですからね!

患者さんには、病院を選ぶ権利があります。
ぜひ、「信頼できる」お医者さん、病院を見つけてください。

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