看護師仕事との両立が難しい現状とみんなの改善策

ryoritsu

仕事と生活の両立がうまくいかなくて悩んでいませんか?
どうも、メディカル調査員の前田です。

仕事もバリバリこなして、休みの日は子供と目いっぱい遊んであげたい!
仕事してても家事は完璧にこなせる私でいたい!
彼氏との時間を大事にしたい!
休みの日を満喫したい!

看護師として働きながらでも、育児や家事もちゃんとしたいですよね。
しかし、実際はどうでしょう?

休みの日はどんなけでも寝ていたい・・・
子どもと遠出する元気がない・・・
家の中がどんどん散らかっていく・・・
彼氏と休みが合わずすれ違い・・
飲みの誘い断るのこれで3回目・・・

これって両立できてるって言えませんよね?

そこで今回は「仕事と生活の両立」をテーマに、みんなの悩みと両立するためのコツをまとめました。
「両立したい!」
ここにはそれができるヒントがたくさんちりばめられています。

仕事と子育てとの両立

caste (5)

みんなの悩み

・授業参観に出たいけど、休みが1日も自由に取れない(5年目:精神科)
・子供にきちんとママとして接してあげたいけど、仕事でくたくたでかまってあげられない(4年目:外来)
・親や親類が頼りにならなくて、子供を預けれない(8年目:皮膚科)
・夫が子育てに非協力的で、家事とかも全部しなくちゃいけない(9年目:内科)
・子供に振り回されて、家事と仕事のサイクルが崩壊している(6年目:外科)
・残業が多くて家族との時間が持てない(3年目:神経外科)

看護師の激務の中、子育てで苦労されている方は多いです。
自分の理想は家庭でも仕事でもデキる看護師。
だけど、仕事ははかどるのに家庭は・・・・・・。

自分のことで精一杯なのに、子供のことや配偶者のことを準備しなければいけない。
結果、遅刻が頭にちらつき不安で、つい身近な人に当たってしまったり・・・・・・。
本当にしんどくて疲れることがあるでしょう。

子供が小さいなら、ライフワークバランスを1度見直しつつ、時には転職や休職を検討する必要がありそうです。

子供にとってお母さんは一人だけだと、子供だって分かっているものです。
ある程度子供が大きくなってきたら、1度親子で話し合ってもいいかもしれません。

仕事と家事との両立

ryoritsu (1)

みんなの悩み

・帰ってくるたび食べっぱなしの食器がこっちを見ている(4年目:クリニック)
・掃除がきちんとデキてない。わかるけど、いつやるのかがつかめない(6年目:皮膚科)
・一日中走り回り、汗だくなのに帰りに食材の買い出しがあるとげんなりする(8年目:外来)
・1回専業主婦をやると、家事に対する手抜きがやりづらくなる。バランスが取れない(4年目:整形外科)
・朝も夕方も家事があるのに、子供の世話で疲れて寝てしまうので家事が終わらない(5年目:形成)
・料理がどうしてもできない。切羽詰まるまで動けない(8年目:内科)
・洗濯がめんどくさい。洗濯物の山が積み重なっていく(6年目:血液内科)

仕事してても家事は完璧にこなせる私でいたい!
よくわかりますが、実際はどうでしょうか。

家電によって時短が進んだとはいえ、まだまだ家事というのは重労働です。
ただでさえ疲れているのに! これから仕事で疲れるのに!
そう考えても不思議ではありませんね。

家事が両立できないと、家の環境はどんどん悪くなります。
そうすると、気持ちよく仕事ができなくなるかもしれません。
もしそうなら、自分の生活サイクルを見直す必要がありそうですね。

仕事と結婚生活(恋愛)との両立

kenka

みんなの悩み

・彼氏も不規則シフトでシフトが合わない。会いたい(2年目:オペ室)
・結婚する前に、彼と話し合って家庭のルールを作っておいたけど守ってくれない(5年目:消化器内科)
・そもそも恋愛してる暇が無い(6年目:救急)
・同棲を始めて1年、相手のダメなところばかりが目に映る(3年目:人工透析科)
・看護師としてまだまだなので、結婚する自信が無い(7年目:外科)
・旦那から「3交代はキツいだろうし、辞めたらどうか」と言われる(9年目:小児科)
・家事が分担できず、彼に全部負担がかかっている(6年目:眼科)
・婚活をしたいけど、私生活を考えてあきらめた(8年目:耳鼻咽喉科)

結婚もそうですが恋愛も難儀なものです。

そもそも、相手を捕まえなければいけません。
また、相手を捕まえたとしても看護師の不規則な勤務でデートスケジュールを組まなければいけません。

結婚後、看護師としてやっていくなら相手の理解も必要です。
なので、そういった方に巡り会えると一番良いでしょう。
結婚しても仕事を続けるのは配偶者の理解が必要です。

また、看護師としても家庭人としてもパーフェクトを目指すのは難しいです。
恋愛もまた同じで、仕事をしながら恋愛が失敗するなら結婚も失敗するでしょう。
同棲などはある意味予行演習になりそうですね。

仕事と趣味との両立

tsukareta

みんなの悩み

・忙しすぎてバンドのライブに行けない(2年目:呼吸器内科)
・旅行行きたいのだけど、2連休も取れない(4年目:透析)
・休みが不規則で料理教室に通いづらい(2年目:老年科)
・アウトドアの時間を増やしたいけど常勤では無理(5年目:整形外科)
・子供が生まれて、据え置きのゲームをやらなくなった。またやりたい(8年目:内科)
・常勤だと、友人とライブに行く時間が合わせにくいからご無沙汰になっている(7年目:消化器内科)
・休日は家事に追われて結果的に、大好きだったの岩盤浴に行く気力が無い(1年目:内科)

人間、生きていく上で趣味は大事です。
特に看護師の仕事はストレスが溜まりやすいです。
なので、趣味でがっつり普段のストレスを発散するものなのですが・・・・・・。

夜勤や残業が重なった場合、何もしたくなくなることがあります。
仕事は人間の時間と体力を奪うもの、そのせいで趣味に時間がかけれなくなります。

それでは、せっかく趣味があったとしても手放してしまうことになるかもしれません。
何事もほどよく時間を作り、その範囲内でできる趣味を見つけていくか。
あるいは、環境を変えてみることも考えてみてはいかがでしょう。

仕事と勉強の両立

benkyo

みんなの悩み

・委員会や懇親会のラッシュで何も時間が取れない(1年目:外科)
・毎日勉強で覚えることが多いが、家事とかもあって追いつかない(3年目:内科)
・看護研究をしたいのだけど、帰宅すると疲れて手に付かない(2年目:整形外科)
・看護師の生活リズムがつかめず、勉強するタイミングが分からない(1年目:ホスピス)
・勉強の成果を手書きでノートにびっしりで提出しなければ怒られる(2年目:婦人科)
・残業に研修に家庭が両立出ず自律神経失調症になった(3年目:精神科)
・職場にいると雑務が振られ、研修もろくに出られない(2年目:皮膚科)

現在の業務に関する勉強や、そのほか課題が山積み。
看護師にとって、学び、成長するというのはいつも時代でも変わりありません。
ですが、特に新人だったり、異動があると仕事の忙しさになれておらず、つい勉強は後回しになりがちです。

ですが、仕事をしながらも勉強時間は確保しなければ鳴りません。
もし、勉強が遅れれば同期に追い抜かされてしまうこともあり得ます。
必要なことは、すぐに勉強できるような体制を整えるといいでしょう。

例えば、病院の休憩時間や、電車などの場合通勤時間の活用です。
あるいは、お風呂が沸くのを待つ間など、細かい空いた時間を活用し、短時間でも手を着けることが大事です。
そういった手段が無い場合は、いっそ環境を変えてみるのはどうでしょう。

仕事と介護の両立

ryoritsu (2)

みんなの悩み

・朝と夜のオムツ交換・・・・・・病院でもオムツ交換。ものすごいストレスを感じている(4年目:老年科)
・認知症の母を家に置いておくのが怖いけど、仕事もあるし行かなきゃいけない(9年目:リハビリ)
・朝と夕方親の面倒を見る必要があり、自分が出ていない分みんなに迷惑をかけている(10年目:精神科)
・別々に暮らしていた養母が要介護になった。病院が終わってから通わないといけないのでしんどい(6年目:皮膚科)
・看護師だからという理由で親の介護要員としてカウントされていた(5年目:整形外科)
・認知症で夜に徘徊する母。デイサービスとショートステイで対応してるけどもう限界・・・・・・(5年目:内科)
・脳梗塞の父の介護。けど仕事と両立できずに仕事を辞めるか介護を辞めるかを悩んでいる(7年目:外科)
・介護休暇中だけど、終わりの見えない介護にもうどうしてらいいか分からない(8年目:外科)

介護はもっとも重労働になり勤務に支障が出ます。
介護レベルによっては離職される方もいるかもしれません。

現在、日本は超高齢化社会だと言われています。
厚生省によると介護を理由に年間10万人の働き手が職場を離職するそうです。
その10万人のうちに看護師が入らない理由はありません。

介護は家庭の中で支えていくことは無理があります。
確かに自分で介護することは大事かもしれません。

ですが、看護師さんだって家庭もあれば生活もあります。
なので、職場や家族で話し合い対策を考えても良いでしょう。
病院によっては、サポートしてくれるところもあります。

転職する場合、転職エージェントに事情をよく話し、探してもらいましょう。
そうで無い場合は、地域包括支援センターなどに相談しても良いでしょう。
職場や地域にどういったサポートがあるかなを、1度冷静になって調べてみましょう。

みんなはこうして両立してる

kekkon (4)

・家事1つに対して5分や15分などメリハリをつけて家事をしたら余裕ができた(4年目:内科)
・1日のスケジュールを書き出してみて、無駄だった時間を家事に当てたらうまくいった(2年目:精神科)
・急性期病棟からクリニックに転職して、子育てに専念した(5年目:内科)
・常勤を日勤の時短勤務に変えてもらった。空いた時間は家事と勉強にあてれるようになった(7年目:内科)
・夫を家事がある程度できるように教育した。かなり負担が減った(9年目:小児科)
・冷食やお総菜を活用して料理にかかる時間を減らした(4年目:整形外科)
・子供の行事に行けないときは、休日に一緒にどこかに行ってバランスを取った(8年目:内科)
・旦那がたまに家事育児を変わってくれる。その間にショッピングをしてリフレッシュした!(5年目:外科)
・職場選ぶときに育児休暇や、復帰してからも休みが取りやすいところを選んだ。子育てしやすい病院で助かった(7年目:心療内科)
・家事ごとにランクを割り振って、優先順位が高い順番から処理したらうまくできた(3年目:形成外科)
・相談できるところ、はき出せるところを作ったら楽になった(1年目:呼吸器科)
・毎日やっていた掃除を3日に1回にするなど、何もかもを完璧にやらないようにした(3年目:皮膚科)
・子供たちと一緒に家事をして、だんだんお手伝いをしてもらえるようになってきた(10年目:放射線治療科)
・師長に相談した結果、夜勤を免除してもらい夜は子供と過ごした(6年目:神経内科)

両立している人たちは、何かしらの工夫をしていることが分かりました。

個人的には、夫を教育したという光景は面白そうだなと思いますが、大変だったとも思います。
掃除1つとっても男女で目配りする場所は違いますから、そういったところを補い合えると良いですね。

こうしてみると、福利厚生の充実している病院に転職するのが現状を変える簡単な手段です。
しかし、子供や親、あるいは配偶者と一緒にこれからを考える必要はありそうですね。

まとめ

仕事と生活の両立で大事なことがあります。
それは、働きやすい職場環境です。

働きやすい職場は、病院全体で積極的に看護師をサポートしてくれます。

休みがとりやすかったり。
働き方が選べたり。
託児所などの働くサポートがあったり。

もちろん、今すごく頑張っている看護師さんもいると思います。
ですが、努力(工夫、他からの協力)で、どうにもならない場合があります。
そういった場合は、環境を変みるのがてっとり早い手段です。

無理をするな、というよりその無理がずっと続かないことを願います。

こんな記事も参考にどうぞ。

看護師が転職で失敗しないための準備マニュアル
大損してた!看護師が知っておきたい残業代のこと
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