過酷な長時間勤務、残業代未払いのブラック病院の実態

東京在住の看護師歴3年目Yさんからの寄稿

病院を辞めたくなること、本当に沢山あります。

辞めたくなる一番の理由は、定時であがれないことと夜勤の多さです。
これは慢性的な看護師不足が原因です。

朝も、8:30からの勤務時間であったとして、1時間前には受け持ち患者の情報収集の為に出勤している必要があります。
また、5:00終わりの勤務時間であっても、受け持ち患者の処置が残っていればしなければならないし、それが終わった後に記録をしていたら、すぐに8:00くらいになってしまいます。

記録中であっても、患者さんがナースステーションに来た時には対応しなければいけません。
にもかかわらず、仕事が出来ていないのは「あなた個人に原因がある」と言われます。
看護師は意外と事務仕事が多いのですが、このように集中して記録することが出来ない環境で、個人の裁量のせいだと言われても納得できません。

しかも個人の裁量のせいだということで、残業代も出ません。
こういうブラックな病院って結構多いのではないでしょうか。
看護学校時代のナース友達に聞いても同じように残業代が出ていないようです。

また、夜勤も多く、仮眠をとる時間もほとんどないため、18時間拘束、休憩なしの勤務も当たり前のように行われています。
始めは夢を持って看護師になったのですが、このような現実にとても疲れてしまいました。
よかれと思ってしたことが、患者さんにとっては好ましくなかったようで、批判を受けたり、自分自身の体調が思わしくなかったりプライベートな悩みを抱えているときでも、そういったことを顔に出してはいけないのも辛い時があります。
給料については、仕事量に比べたら少ないのではないかと思います。

このような環境でいくらナースの求人をかけたとしても、穴の開いたバケツに水を入れているようなものです。
知名度のある病院のため、毎年多くの新卒看護師が入ってきます。
だけど半分くらいは2年目に辞めてしまいます。
あとの半分は3年目に辞めていきます。

新人だからという訳ではなく、転職して入ってきたベテラン看護師も同じように辞めていきます。

この現状を見て経営者は、なぜ今いる看護師を定着させる方法を何故考えないのでしょうか。
新しく人を雇うことがそんなに大切なのでしょうか。
病院の本質を見失っているような気がします。

また看護師は、体力だけでなく、医療技術も日々格段に進歩していっているので、休みの日でも勉強会に積極的に参加して技術を習得して行かないとついていけません。
休みの日も、勉強会へ出席したり、研究発表の準備をしたり、自己学習をする必要があります。
私は勉強は好きなほうだと思いますが、さすがに疲れてきました。

しかしそんな状況でも休日返上のセミナー出席を強要されることがあります。
ある日私はどうしても納得がいかず、婦長さんとケンカになりあっけなく退職することになりました。

転職活動

その後2週間ほどゆっくりと休養中し、ネットで転職先を探しました。
いろんな病院の口コミ情報を見ていますが、「良い病院」「悪い病院」が極端に分かれている印象です。

ただ良くも悪くもネットの情報です。
転職エージェントの人に会って色んな裏話を聞かせてもらったのですが、ネット情報とのズレを感じることもあります。
転職エージェントの方はリアルな情報を持っているため、相談すれば転職での失敗を少なくできるはずです。
無料で話を聞いてもらえ、病院の紹介もしてくれるため、転職を考えている人はどこかの転職エージェントに申し込むのがオススメです。

看護師2年目の新人が辞めたくなるとき

愛知県岡崎市の病院に勤務する20代女性の看護師を辞めたくなったとき

私は看護師として働き始めてまだ2年目ですが、何度も辞めようと思ってきました。
つまらない理由な時もありますが「私が看護師を辞めたくなった4つのこと」を書かせていただきます。

看護師に向いてないから辞めたくなる

仕事でミスを連発してしまったときに仕事を辞めたくなるくらい悩んでしまいます。
とくに新人の時は点滴が苦手でした。
また血を見るとめまいを起こすことがありました。
ほんとうに看護師に向いてないなと・・・。
なんで看護師の資格を取ったのだろうと、自分の選択を悔やんだこともありました。

そのため「次頑張ろう」と前向きに考えられず、いつまでも失敗に固執して情けない気持ちを引きずっていたときに、よく「辞めたい」とこぼしていました。

私は自分でもわかるくらい柔軟性が足りず、加えて完璧主義なところがあります。
看護師の先輩たちは「もっと肩の力抜いて」と言ってくれます。
でも上手く力を抜くことができずにいた私は、よく一人で落ち込んでいました。

飲み会が辛いから辞めたくなる

また全く話は変わりますが、飲み会や食事会が頻繁にあったのも地味に辛かったです。
看護師の人たちってなぜか、お酒も食べることも大好きな人が多いのです。
そのためほとんど毎週飲みに歩かされていました。
看護師の仕事はつきあいも体力勝負、と思いながら耐えていましたが、飲み会の後の疲労感は仕事以上でした・・・。

タバコ臭くて辞めたくなる

私の周りのナースたちは、なぜかタバコを吸う人が多いです。
看護師ってタバコの怖さを一番知っている職種なのに・・・。

そのため、ランチや飲み会に行くとたばこの煙をモロに浴びてしまいます。
後輩には「くせーんだよ!」って一喝しますが、さすがに先輩には言えません・・。
入職当時はほとんど気にならなかったのに、ある時期からだんだんと煙が苦手になってしまいました。

大好きだった先輩がいなくなって辞めたくなる

大好きだった先輩が持病のため退職してしまいました。
スタッフの中でもとりわけ公私にわたってお世話になっていた方でした。
病名は公表していましたが、療養が必要なほど体調が悪化していることを初めて知らされ、言い表せないようなショックを受けました。
同時に、これがプロ根性かと痛感し、経験不足とは言え自分のことだけで精一杯な私に、果たしてこの仕事が務まるのか?と疑問をもった一件でもありました。

まとめ

こうやって書きだしてみると、私が今の職場を辞めたくなる時ってつまらない理由ばかりです。
「人は大きな悩みが無ければ、小さなことを悩みだす」と言われていますが、大きな悩みが無いから、つまらないことばかり悩んでいるのかもしれません。
そう考えると私の看護師人生は、結構いいスタートを切れているのかもしれません。

看護部長に喝!もう辞めてやる!転職する!

愛知県一宮市で勤務する20代女性看護師の転職話

前の院長(今は引退されています)がかなりのワンマンした。
さらに看護部長までもが「院長の言うことは絶対」と私たち看護師に要求してきます。

主治医の先生の方針を院長が覆すことが多々あり、急な治療方針の変更に戸惑う患者さんへのフォローに回るのがとても大変でした。

私の担当していた病棟の看護師長は、真面目なのですが融通がきかない人です。
そのため自分の用事中こちらが確認事項を質問しても、用事が終わるまで返事をしないなど、急ぎの指示がほしい時にとても困りました。

こんな病院辞めてやる!

私は、イライラやモヤモヤを抱えつつも何とか業務をこなしていたのですが、ついに限界が来てしまい、辞めようと決意することになります。
ある日、突然のスタッフの欠員や急な入院患者の増加、オペが重なりました
病棟内のスタッフの手が回らず、看護部長に相談した時のこと。

「あなた達はプロなのだからどんな状況であれ時間内に何とかするものでしょう?」
「残業はもってのほかです。時間内に終わるよう自分で考えてベストを尽くせないの?」

看護部長からの想像を絶する回答に私のイライラは頂点を通り越し噴火してしまいました。

「ではまずあなたがやって見せてください!」

一気に感情を噴出してしまい修羅場になったのですが、何とか同僚が鎮めてくれました。

結局外来の看護師長にお願いして、応援を頼んで、検査室への誘導や処置や投薬、点滴など、優先させるものをお願いすることに。
合間に看護記録を書いたり、更に人出が薄くなる准夜勤、夜勤のスタッフに負担がかからないようにして、なんとか時間内にこなせるようみんな頑張りました。

ところが、日勤のスタッフの時間が終わるころ、看護部長がやってきて一言。
「もうあなた達の時間は終わりじゃない?あなた達の努力が足りないから間に合わないのよ。これは残業とはいいません。申請しても残業代は出しませんから。」と。

現場を全く見ないでものをいう看護部長にすごく腹がたち怒りが収まりません。

そのため次の日には辞めることを病院側に伝え、1カ月後に退職することになりました。
連鎖するように同僚3人も一気に辞めてしまい、イロイロ大変な目には合いましたが・・・。

転職活動

病院を退職後に次の勤務先を探し始めました。
ほんとうは所属中に探したかったのですが、同僚3人が一気に辞めてしまい、その忙しさが私にまで回ってきたため、とても転職活動をする余裕がなかったらからです。

次の病院は職場の人間関係や環境を重視したいと思いました。
一宮市立市民病院や一宮西病院をねらっていたのですが、ちょうど看護師の求人はなく、隣町の某市立病院に転職することになりました。
今の病院は、以前のワンマン体質から大きく改善され、和気あいあいとした職場なので、ストレスがかなり減っています。
やっぱり環境って大切なんですね。

給料、人間関係、やりがい・・・。全てが不満で転職を決意した

名古屋の病院に勤務する30代看護師の転職話

給料、人間関係、やりがい・・・。仕事のすべてに不満がでてしまい転職するとことになりました。

まず給料面ですが、残業はないものの夜勤に入らないと手取りで20万すら行きません。

私の勤務していた病院は、1夜勤12000円しかもらえません。
それに加えて月に4回しか夜勤はしてはいけないことになっているので夜勤をマックスしても手取りにすると24万ほどにしかならないのです。

看護学校の同期に聞くと手取りで30万もチラホラ。
うちの病院がかなり低賃だという現実を思い知らされました。
看護師は給料が良いというイメージを持たれていますが、実際には病院によってかなり差があります。

やりがい

次に、うちの病院では給料面以外にも、仕事内容について不満をもつ人が多く、3年もすればほとんどの新人看護師が辞めていきます。
とくに新卒看護師2年目が一番辞める確率が高いという統計データがあるそうです。
転職で入ってきたベテラン看護師であっても2~3年で辞めてしまうため、かなり異質な環境なのかもしれません。
そのため5年しか勤めていない先輩でも、大ベテランとして君臨しています(笑)

人の入れ替わりが激しいため、勤務時間が不規則になりがちです。
また残業も多くなり、人が大量に辞めた月は休日出勤を繰り返し20連勤ということもザラにあります。

しかも残っていくのはベテランというかお局の域を越した人たちなのでいびりがすごく、仕事をしっかりとこなしていても「あんた仕事してないからこれやりなさいよ」と自分たちの仕事を容赦なく振ってきます。

友人に聞くと多くの病院で同じような現象が起こっているそうです。
ほとんどが女性である看護師ならではの悩みなのかもしれません。

また、うちの病院は精神科であるため、患者も変わった人が多く、急性期病棟に勤めていたころは隔離管理をしなくてはならず、患者の粗暴の対象になる事も多々ありました。
それなのに危険手当などはなく、ケガをしてもただの労災と処理されてしまいます。
このあたりは弱小病院だけで、大きな大学病院や市立病院はシッカリと対応してくれると聞いています。

患者対応も発達障害や知的障害もいるため指導が入りにくく対応に苦慮することが多々あります。

慢性期の病棟では良くも悪くも精神状態が落ち着いている患者が多いため、看護師としてのやりがいを見出すことが出来ぬまま仕事をしていたことを覚えています。

そして転職へ・・

給料面、対人関係面、やりがいのすべてが良いことが無いとそこの病院にいる意味がなく、私も3年目で辞めてしまいました。

その後転職先を探したのですが、やっぱり待遇が良いのは大学病院や市立病院です。
私は愛知県の名古屋市に住んでいるため、名古屋市立病院や名古屋医療センター、赤十字病院、愛知ガンセンターという名だたる大病院の面接を受けましたが、ことごとく落選してしまいました。

そのため以前のように小さな診療所に転職して働いています。
ただ給与がそこそこ良くなったので転職には満足しています。