絶対聞かれる看護師の面接質問集。全14問の意図と答え方

転職を予定している看護師の皆さん、こんにちわ。
メディカル調査員の川田です。

面接って何を聞かれるの?
どう答えたらいいの?
注意点は?

私は仕事柄、よくこういった相談を受けます。

そこで今回は、
「看護師の面接の質問集」をテーマに、
「質問の意図、答え方、注意点」をリストにして洗い出しました。
皆さんが面接をバッチリこなせるようになれば幸いです!

その前に、1番重要なポイントを・・

面接は好印象が残せるかどうかにかかっています。
特に日本の場合は、能力よりも、印象が合否に影響する傾向が強いです。

好感が得られるか?

全ての回答は、これを基準に準備しておきましょう。

またもう1つ大事なことがあります。

質問には正直に答えましょう。
正直とは、人によって曖昧な概念ですが、面接に限って言えば「無いものを、あることにしない」です。

1を「2や3に盛る」のはOK、「0を1にする」のはNGという意味です。
0を1にすると多くの場合、どこかで矛盾が出てしまいます。

その矛盾は「嘘をついている」と思われ、せっかく積み上げた好感をすべて壊してしまう破壊力があります。

・好感を得る
・無いものを、あることにしない

この2つが重要です。

さあ、ここから質問リストを見てきましょう!

「あなた自身について教えてください」

・面接官の意図
これから始める面接のための情報収集です。
ここから話を広げるため、面接において最も基本的な質問です。

・答え方
これまでの経歴を答えます。
看護学校、新卒の病院、経験した診療科、転職歴です。
履歴書の内容にプラスして、役割、ポジション、仕事内容などを補足しましょう。

また家庭環境も話しておきましょう。
独身、既婚、一人暮らし、実家暮らし、住んでいる場所などです。

・注意点
話過ぎてはいけません。
生い立ちから全てを説明する必要はありません。
仕事に関係しそうな「これまでのキャリア、生活の状況」を簡単に説明しましょう。

かといって少なすぎてもいけません。
会話のキャッチボール用の「情報提供」を意識してください。

さらに言えば、あなたが喋りすぎると面接官は退屈します。
あなたのための面接ですが、実は面接官もしゃべりたいのです。

「なぜこの病院で働きたいのですか?」

・面接官の意図
これも基本的な質問です。
面接官が知りたいのは2つあり「熱意」「望んでいる条件」です。

・答え方
まず「熱意」をアピールしましょう。
ホームページやパンフレットをシッカリ見ておき、経営理念、医療方針、看護の考え方、仕事内容などで共感した点を伝えます。
もし病院が新聞や雑誌などに取り上げられていれば、それを話すことで、さらに強く熱意をアピールできるでしょう。

次に「望んでいる条件」です。
転職時期、希望の診療科、働き方、ポジション、キャリアプラン、待遇などを伝えます。
働きだしてからの「なんか違った・・」というミスマッチを避けるためにも、正直に話しておきましょう。
難しい点があれば、面接官が教えてくれますので。

・注意点
給料に付いて言及するのは避けましょう。
もちろん働く第一の目的は、生活費のためかもしれません。
しかしお金の話は、金目当てに聞こえてしまい、印象が悪くなります。

「他にはどんな病院に応募していますか?」

・面接官の意図
採用の可能性を探っています。
内定を出しても、断られることはよくあるため、そのための情報収集です。

・答え方
正直に答えましょう。
特にマイナス点にはなりません。
複数に応募するのは、ごく当然なことです。

・注意点
応募先の優先順位を答える場合は、注意が必要です。
「貴院は2番手です」などと言おうものなら、イメージ最悪です。
「貴院が1番です」「貴院か〇〇病院かで迷っています」と答えておきましょう。

また沢山の病院に応募している場合も、不利になる可能性があります。

欠点があり採用されないのでは?
優柔不断な性格なのでは?
転職する気が無いのでは?

こう思われる可能性が大きいです。
面接官にもよりますが、5つ以上は危険だと思ってください。
5つを超える方は、そのうちの1つ2つをピックアップして答えましょう。

「プレッシャーを受けやすいタイプですか?」

・面接官の意図
離職するリスクを調べています。

・答え方
答えのポイントは2つです。
今までにどんなプレッシャーを受け、どんな工夫をしてそれに耐えてきたのか。

看護師ならば、どの病院でも毎日のようにプレッシャーにさらされます。

あなたはどんなプレッシャーの解消法をもっていますか?
頭に思いついたことをアピールしましょう。

とくに好印象を与えるのは「継続的な努力」です。
プレッシャー対策のために、どんな努力をし、それをどのくらい続けていて、その努力を楽しめているか。
これをアピールできればバッチリです。

・注意点
プレッシャーへの弱さは、多くの場合でマイナスになります。

たしかに看護師ならば、誰もが1度や2度プレッシャーに負けたことがあるでしょう。
しかしそこを強調するよりも、それを乗り越えた努力をアピールしましょう。
日本人は、努力話を過大に評価してくれる傾向がありますので。

「あなたのモチベーションは何ですか?」

・面接官の意図
あなたの成長意欲を気にしています。

・答え方
「自分と他人」のバランスが大切です。

モチベーションは、自分のメリットだけなら自己中心的だと思われますし、他人のメリットだけなら嘘臭くなってしまいます。
働くモチベーションは、患者さんや病院のためであり、それが回りまわって自分に帰ってくるのが、自然であり、好感をもたれやすいです。

あなたは良い仕事をし、それが誰かを助け、正当な評価が返ってくる。
あなたの中にそんな喜びはありませんか?

もしあるのなら、それがあなたのアピールポイントです。

・注意点
お金の話題は極力避けましょう。
確かに多くの人にとって働くのはお金の為です。
ただし仮にそれが正直なものだとしても、マイナスイメージになりがちです。

「あなたの長所は?」

・面接官の意図
この病院でうまくやっていけるのかを見ています。

・答え方
長所は人それぞれです。
自分が思う長所を答えましょう。

私に長所なんて無い・・。

という方でも大丈夫です。
誰にでも当てはまる長所があります。

それは「努力」です。

辛いプレッシャーの中で懸命に仕事をし、それが他の誰かを助け、モチベーションとなり、さらなる成長につながった。
こんな経験は看護師であれば誰にでもあるはずです。
それが小さなものでも構いません。
立派な長所であり、ストーリーとして語ることで説得力を増してくれます。

・注意点
私生活上の長所を話す方がいます。
例えば趣味だったり、所属しているサークルだったり、彼氏彼女との関係だったり。

面接官が聞きたいのは「仕事上の長所」です。

「あなたの短所は?」

・面接官の意図
大きな欠点がないかを見ています。

・答え方
短所も人それぞれです。
ただし、なるべく些細な短所を答えましょう。

例えば「仕事に集中しすぎてしまう」という短所です。
仕事に集中しすぎた結果、周りが見えなくなったり、寝不足になったり、私生活に支障が出て家族に迷惑をかけてしまったり。

さらにその短所がマイナス面だけではなく、プラス面もある短所なら、好感を持たれやすくベストです。
例えば「仕事に集中しすぎるけど、成長は人一倍早い」などです。

・注意点
正直に答えすぎるのは、イメージダウンになります。
いくつか例をあげます。

「短所はありません」
これはNGです。自分を客観視できていない、または傲慢だと見られてしまいます。

「他人と仲良くできません」
「暗い性格です」
これもNGです。
医療は他人とかかわる仕事です。
特に看護師は、チームワークが最重要視されるため、コミュニケーションの短所は避けましょう。

「仕事中にイライラしたことはありますか?」

・面接官の意図
転職後にうまくやっていけそうか、を見ています。

・答え方
イライラを使って、協調性をアピールしましょう。

例えば、他の誰かがチームワークを乱し、イライラした経験はありませんか?
これが答えます。

多くの病院はチームワークを重視しています。
チームワークを乱す行為に不快感を示せば、好感を得られやすいです。

・注意点
看護師なら毎日のようにイライラするかもしれません。
ただそれを正直に言ってはいけません。
ネガティブなイライラは「あなたはこの病院で働くのが難しい」という情報になるからです。

「あなたがリーダーになるとしたら「好かれる」「恐れられる」どっちがいいですか?」

・面接官の意図
リーダーとしての適性を見ています。

・答え方
この質問の本質は「病院にとってのメリット」です。
あなたが好かれようが恐れられようが、病院にとってそれがプラスであればいいのです。

例えば、こう答えればいいのです。
私は恐れられたい。
なぜならチームにとってこんな良い効果があるから。
ただ私は、恐れられるよりも、好かれるよりも、尊敬されるリーダーになりたい。

・注意点
「好かれる」「恐れられる」どちらの答えでも大丈夫です。
ただし、その理由が「自分へのメリット」ではいけません。
「病院へのメリット」に繋がるかどうかが大切です。

「この病院でどんな仕事をしたいですか?」

・面接官の意図
思い違いによる、早期退職を避けたい意図があります。

・答え方
なるべく正直に答えた方がいいでしょう。
「自分のイメージと実際のギャップ」を見つけてもらうことができます。
希望の診療科、そこでどんなポジションで、どんな仕事をしたいのか、などを答えましょう。

今までの経験をどう生かし、入職後の目標も答えられると、好印象も与えられます。

・注意点
まれに「特に希望の診療科はありません」と答える方がいます。
これはNGです。

希望の診療科やそこでのポジションは、転職の大前提です。
答えられなければ、受身な人だと思われますし、何よりも「何のために働いているだろう?」という、負のイメージとなります。
看護師に限らずですが、社会人であれば、自分の意志で動くことが求められます。

「なぜ転職を?」

・面接官の意図
前の病院を辞める理由を知りたい。
すぐに辞めてしまうリスクを気にしている。

・答え方
前向きに答えましょう。
キャリア、夢、やりがい、スキルアップ、責任あるポジション、より専門的な治療などです。

または負のイメージを持たれにくい理由を答えましょう。
結婚、転勤、引っ越し、Uターン、育児、介護など。

・注意点
注意点は2つあります。

まず1つ目。
ネガティブな転職理由は、たとえそれが事実であっても、印象が悪いです。
特に前の職場の悪口はご法度です。
どうしても話す必要がある場合は、慎重に言葉を選んで伝えましょう。

つぎに2つ目。
「0を1にしない」ということです。
転職理由でウソをつく人は多いですが、他の話との矛盾が出やすく、バレる確率は高いです。
転職理由を無理やり作るのは避けましょう。

たしかに多くの人の転職は、人間関係だったり、給料だったり、激務だったり、残業だったり、ネガティブなものです。

それでもポジティブな面は、自分の中に必ずあるはずです。
それは小さいかもしれませんが、0を1にするよりは全然ましです。
ぜひ探してみましょう。

「あなたの看護観を教えてください」

・面接官の意図
仕事の方向性を知りたい。
職場でやっていけそうかどうかを見極めたい。

・答え方
自分の思っている看護観を伝えましょう。
看護師を目指してきっかけ、どんな看護師を目指すか、仕事で大事にしていることなど。

でも私そんな立派な看護師じゃないし・・

大丈夫です。
ここで答えるのは、あくまでも理想です。
私はこんな看護師になりたい!
それを答えればいいのです。

・注意点
理想話はえてして嘘くさくなります。
具体的なエピソードも添えましょう。

理想のためにこんな行動をしたというエピソードを1つ付けくわえるだけで、説得力は大きく増します。
「あっ実際にやってるんだな」と。

「心に残っている患者さんとのエピソード」

・面接官の意図
実は、この質問はほとんど聞かれません。
しかし患者さんとのエピソードは、応用範囲が広く、他の質問に付け足すことで説得力が増す、万能ツールになってくれます。

・答え方
ポジティブな患者さんとのエピソードをいくつか用意しておきましょう。
好感が持てるストーリーを作るには、下記に具体的な事例を当てはめてみてください。

・何かしらの困難があり
・そのために努力し
・その結果ハッピーエンドとなり
・この経験から何を学んだか

・注意点
ネガティブな話は、印象が悪くなってしまいます。
面白い話であっても避けましょう。
また患者さんの個人情報を出しすぎないよう注意しましょう。

「最後に質問はありますか?」

・面接官の意図
伝え漏れがないようにしたい。

・答え方
知りたいことを聞きましょう。

もし合格ならいつから働けるか?
希望の診療科で働けそうか?
病院見学はできるか?

・注意点
面接官が答えづらい質問は避けましょう。
給料交渉だったり、ボーナス額だったり、有休だったり。
これらは気になるところですが、悪いイメージに繋がります。お金や休みが優先なのか・・と。

最後に好印象を与えたいのであれば「わたしは〇〇を大事に思っています、貴院では〇〇についてどう考えていますか」と聞いてみましょう。
〇〇は例えばチームワークや、連帯感、助け合いなどです。
病院が大事にしていそうなポイントを、私も大事にしてますよと、さにげなくアピールできます。

終わりよければ、すべてよしという言葉通り、人間は最後ほど印象に残るものです。

まとめ

面接で大事なのは、好印象です。
そのためにはまず相手を知りましょう。

相手が何を大切にしているのか?
ここに自分を重ね合わせてみて、どう貢献できるかをイメージしてみてください。

ここに書かれているのは、質問の一部でしかありません。
実際にはニュアンスが違った質問だったり、ひねった質問だったり、複合的な質問もあるでしょう。

しかし問題はありません。
ここに書いた質問が全てのベースだからです。
予習しておけば、あとはそれを使いまわすか、組み合わせるか、応用するかで乗り切れます。

頑張って!\\٩( ‘ω’ )و //

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