看護師のための面接まとめ。失敗しないマナーと注意点

看護師の面接風景
転職の面接を控えている看護師の方へ
メディカル調査員の川田です。

「面接は緊張する…」
「何を聞かれるんだろう?」
「何に注意したらいいんだろう?」

転職の面接は不安が付きものですよね。
でも実は、事前に準備をしておけば、本番当日は余裕をもって過ごせたりします。

前日の事前準備

面接の事前準備

交通アクセスのチェック

病院までの交通アクセスは事前にチェックしておきましょう。
できれば一度、実際に現地まで行ってみるのが確実です。
余裕をもって約束の15分前には到着し、少し時間を潰し、5分前に受付に行くのがベストです。

注意点

面接の時間帯によっては渋滞もあるため、早めの行動が必要です。
万が一遅れそうな時は、必ず担当の方に電話をしましょう。

また当日迷子にならないよう、病院のホームページや地図は、スマホでブックマークしておきましょう。

病院ホームページのチェック

面接の下調べをしましょう。
理念、院長のあいさつ、病院の歴史、法人グループ、診療科目、実績、地域の取り組み、医師紹介など。

注意点

何も知らずに面接に臨むのは大変失礼な行為となります。
病院の基本情報をチェックするのは、最低限のマナーです。

求人票のチェック

面接のために求人票をもう一度チェックしておきましょう。
給料、職種、仕事内容、勤務地、休日、シフト体制、教育体制、連絡先、先行プロセス、担当者など。

注意点

求人票に書かれていないけど、聞きたいことをメモしておきましょう。

履歴書のチェック

面接時は、履歴書が自分の手元にありません(面接官が持っている)
何を書いたのか、必ずチェックしておきましょう。

注意点

「あれ?それは履歴書とは違いますね…」
これは複数の面接を受ける方によくある失敗です。
応募先によって内容を変える場合は、自己PRや志望動機などをシッカリ見直しておきましょう。
履歴書を事前に郵送する場合は、確認用のコピーも忘れずに(スマホの写メでもOK)

参考:履歴書の書き方まとめ(30円で証明写真を取る方法も)

当日の持ち物チェック

忘れ物は絶対NGです。

  • 履歴書
  • 職務経歴書(病院によっては必要)
  • 看護師免許(コピーでOKな病院も)
  • メモ帳
  • 筆記用具
  • 印鑑(書類用。病院見学の守秘義務、交通費支給など)
  • メモ書き(面接時間、担当者の名前、連絡先など)
注意点

メモ帳や筆記用具は持参しましょう。
看護師はメモ書き文化です。ちゃんとメモする人間ですと、アピールにもなります。

服装チェック

当日の服装も前日にチェックしておきましょう。

リクルートスーツが無難です。
スーツ持っていない方は、地味目のシャツとスカートで大丈夫です。
真面目な事務員さんをイメージしてチョイスしましょう。

  • 黒髪
  • 長い髪は束ねる
  • シャツは白
  • ナチュラルメイク
  • ヒールは低め(5cmまで)
注意点
  • 短すぎるスカートはNG
  • 腕時計はギラギラのブランドNG(質素なものに)
  • アクセサリーは基本NG(ピアス、ネックレス、腕輪など、現場でNGなものは外す)
  • 服のシワNG(だらしなく見える)
  • タバコの臭いNG

カバンのチェック

カバンも服装に合ったものをチョイスしましょう。
肩掛けの黒い地味なものが無難です。
面接用のカバン

注意点

一目でブランド物だと分かるカバンはNGです。
質素なカバンを選びましょう。持っていなければ安物でも大丈夫なので買い足しましょう。
2000円以内のカバンで大丈夫です。

参考:楽天の女性ビジネス鞄

約束をチェック

面接日時、受付場所、担当者の方の名前、もしもの時の連絡先を再チェックしましょう。
受付場所は、先方から指定がなければ、総合窓口でOKです。

当日の流れ

面接当日の様子

受付

病院の受付に行き「本日、面接をお願いしておりました○○と申します。恐れ入りますが、ご担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか」と尋ねましょう。

注意点

受付に行くのは、約束の5分前がベストです。
早く着きすぎたときは、トイレに行って身だしなみチェックをしましょう。
スマホの電源を切りましょう。マナーモードもNGです。
コートやマフラー、帽子は取りましょう。

面接室へ

面接する部屋へ案内されます。

注意点

初めての場所では「おかけになって」と言われるか、相手が座るまで立っているのがマナーです。

ご対面

面接官の方が現れます。
立ち上がって挨拶をしましょう。
履歴書や看護師免許などの提出物を渡します。

注意点

カバンを机の上に置くのはマナー違反です。
イスの横に置きましょう。
コートやマフラーはイスの背もたれに掛けておきましょう。

面接開始

面接スタートです。
履歴書に沿ってこれまでの経歴、志望動機、自己PRを話します。
その後に細かな質問があります。

参考:志望動機の答え方
参考:高確率で聞かれる面接質問集

最後に「何か質問はありますか?」と質疑応答となるため、条件や病院に関する疑問を聞きましょう。

注意点

面接官の方には、それぞれ自分のペースがあり、質問を振ってくれます。
その流れに沿って話をしましょう。
自分勝手に話を進めたり、早とちりして話し始めたりはNGです。

病院見学

面接官の方が病院を案内してくれます。

注意点

見学場所は共有スペース、希望の部署です。他にも見たい場所があれば、面接中にお願いしておきましょう。

参考:初めての病院見学ガイド

面接終了

見学が終われば、面接終了です。
面接官の方が、玄関まで見送ってくれるでしょう。
「本日はありがとうございました。ご連絡をお待ちしております」

注意点

最後が一番印象に残ります。終わり良ければ全てよしです。
ピンと背筋を伸ばし、相手の目を見て、お辞儀をピシッと決め、爽やかに挨拶をしましょう。

その後の流れ

内定を勝ち取った看護師

合否の連絡

病院側から合否の連絡があります。
受かっていれば「内定の電話」が、落ちていれば「お祈りメール」が届きます。

注意点

電話を取れなかったときは、こちらから折り返し連絡をしましょう。

内定の承諾

内定はあくまでも内定であり、決定ではありません。
正式に承諾するか、辞退するかは、あなたが決めなければいけません。

その場で即決しても良いですし、一度検討し後日連絡することもできます。

注意点

後日連絡するときは、遅くても1週間以内には返事をしましょう。

入職時期の決定

内定承諾後は、入職時期を決めましょう。
まずは退職先に了解を得るのが先決です。その後に転職先と調整しましょう。

内定通知書が届く

正式な内定通知書が郵送で届きます。

  • 内定通知書
  • 内定承諾書
  • 健康診断の案内
  • オリエンテーションのお知らせ
注意点

内定通知書には入職日、給料や福利厚生、配属先などが書かれています。
間違いがないかチェックしておきましょう。

内定承諾書を返送

内定承諾書にサインし、病院へ返送します。
これで正式に採用確定となります。

それじゃ!

こんな記事も参考にどうぞ。

看護師が転職で失敗しないための準備マニュアル
大損してた!看護師が知っておきたい残業代のこと
看護師を辞めるのはちょっと待ってください!